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クルト・ワイルの歌のCDの紹介のページ

 クルト・ワイルという作曲家について、ここで詳しく解説はしません。 私にはその知識も能力もないです。 でも彼の歌が好きで、歌のCDをかなり収集してしまいました。 ここでは、その中でも特に気に入ったものを紹介していこうと思います。

STRATAS SINGS WEILL


ジャケット そもそも、初めて買ったワイルのCDがこれ。 MJのCD評かなにかにのってて、ジャケットに引かれて買っちまったもの。 でも、このアルバムですっかりワイルにはまりました。(ストラータスにではなく...) クラッシックのソプラノたちが歌うワイルはどうもお上品になりすぎる傾向があり、ストラータスもその例外とは言えないけれども、まあ、ましなほうではあります。 伴奏は室内オーケストラ。 全部で15曲収録されてますが、「スラバヤ・ジョニー」あたりが一番いい出来かな。
演奏者: テレサ・ストラータス(Sop) 他
収録曲:
1. I'm a Stranger Here Myself 2. Havanna-Lied 3. Surabaya-Johnny 4. Foolish Heart 5. Ich bin eine arme Verwandte 6. One Life to Live 7. J'attends un navire 8. Das Lied von der harten Nuss  9. Lonely House 10. Le Roi d'Aquitaine 11. Denn wie man sich better 12. Le Train du ciel 13. Das Lied von der Unzulaenglichkeit menschlichen Strebens 14. It Never Was You 15. Der kleine Leutnant des lieben Gottes


UTE LEMPER SINGS KURT WEILL Vol.2


ジャケット  ワイルの歌に関して、ウテ・レンパーとロッテ・レーニャは無視できないでしょう。 はじめてウテのCD聞いた時には妖艶なビジュアルとアイドル歌手みたいな声質のギャップに驚いたもんです。 最初はほとんど拒否反応が出ましたが、この声、慣れてくると麻薬的に病み付きになるところがありますね。 間違いなくうまいです。 特にドイツ語で歌う時はさすがという感じ。 2枚あるアルバムのうち、収録曲の好みから、こっちを上げておきます。
演奏者: ウテ・レンパー(vocal) 他
収録曲:
1. Bilbao-Song 2. Surabaya-Johnny 3. Was die Herren Matrosen sagen 4. Der Song von Mandelay 5. Das Lied von Branntweinhaendler 6. Youkali 7. Les filles de Bordeaux 8. Le train du Ceil  9. Le grand Lustucru 10. Le Roi d'Aquitaine 11. J'attends un navire 12. One Life to Live 13. A Saga of Jenny 14. My Ship


20th CENTURY BLUES


ジャケット  マリアンヌ・フェイスフルはかつてアイドル歌手だったそうですが、だみ声で衝撃の再デビューをした後、ワイルを重要なレパートリーにしているとのこと。 このアルバムは、ワイルだけでなくアイスラーなど同時代の他の作曲家の曲も混じってますが、ぼーっと聞いてるとワイルのアルバムだと思ってしまいます。 彼女の声は、ものすごい汚い。 でも、とんでもなく魅力的です。 それと、これはライブ録音で会場の雰囲気がとても濃く出ており、最近オーディオテストソースとして愛用しています。
演奏者: マリアンヌ・フェイスフル(vocal) 他
収録曲:
1. Alabama Song 2. Want to buy some illusions* 3. Pirate Jenny 4. Salomon Song 5. Boulevard of Broken Dreams* 6. Complainte de la Seine 7. The Ballad of the Soldiers Wife* 8. INTRO  9. Mon Ami, My Friend 10. Falling in Love Again* 11. Mack the Knife 12. 20th Century Blues* 13. Don't Forget Me* 14. Surabaya-Johnny 15.Street Singers Farewell
*印:ワイル以外の作品


A Walk on the Weill Side


ジャケット  ぽこっと単発で発売されているのを見つけ、ワイルだからという理由だけで買ってすっかり愛聴盤となってしまったアルバム、現在は入手困難なようです。 ヘレン・シュナイダーという人はミュージカル畑の人らしいですが、ものすごくうまい。 このアルバムはかなり凝った編曲になってて、伴奏はピアノとシンセサイザー。 いわゆるミックスダウンされたもので、オーディオ的にはボツですが、けして聞き苦しくはないです。 原曲をかなりいじっているものもあるのですが、許す! 「スラバヤ・ジョニー」や「海賊ジェニー」は、むぉんのすごい名演です。
演奏者: ヘレン・シュナイダー(vocal) 他
収録曲:
1. I'm a Stranger here Myself 2. Mon Ami, My Friend / September Song 3. Black's Song / Lonely House 4. How can you tell an American 5. Progress 6. It Never was You 7. Mack the Knife 8. Surabaya-Johnny 9. I wait for a Ship 10. Pirate Jenny 11. My Ship 12. What Good would the Moon be 13. Johnny's Song 

Jazz - Songs


ジャケット  ジャズアレンジされたワイルのアルバムは結構多いのですが、ヴォーカル入りはその半分もありません。 おまけに、どういうわけかその過半数がスローバラード集みたいになってしまっている。 はっきりいって、スローバラードになったワイルは毒気がなくなりすぎてつまらないです。 このアルバムは、ジャズヴォーカルのアルバムの中で一番私の好きなもの。 Nogaという女性ヴォーカルがかなりうまいし、編曲のセンスが非常に良い。 中でも、なぜか1曲だけフランス語で歌われている「スラバヤ・ジョニー」がとても魅力的です。
演奏者: Noga(vocal) 他
収録曲:
1. I'm a Stranger here Myself 2. My Ship 3. Alabama song 4. Ballade of the nazi soldier's wife 5. Lost in the stars 6. Surabaya-Johnny 7. Speak low 8. September Song 

act#1 KURT WEILL


ジャケット  日本人がワイルを歌ったアルバムも幾つかあり、手に入る限り集めてるつもりなんですが、どれも今イチ。 で、これも、もしかしたら位の気持ちで入手したのですが、一番良いです。 ジュリーというのは盲点でした。 20年前ホテルオークラでのショーのライブで当時彼は40歳位、正直彼がこんなにうまい歌手だとは思ってませんでした。 ワイルの唄は、野太い女声か甲高い男声が向いてるんだとあらためて認識した次第。 ただし、問題も大有りのアルバムです。 独り舞台の仕立てになってるために、歌詞がすっかり書き換えられてしまってます。 セプテンバーソングがまほろばソング、スラバヤジョニーがロッリング・シティ、このへんは全く原曲と関係ない詞になっちゃってますが、原詞の翻訳の方が明らかに良かったと思うし、スピーク・ロウが原曲の天国の囁きなんか、冒頭からいきなり「やめろ、囁きは」ですもんね。 でも、音楽担当のcobaさんのアレンジが素晴らしくて、ワイルのにおいがプンプンする音楽です。 中で、一番原詞に忠実な海賊ジェニーが一番出来も良いのは納得。 ワイルファンなら入手して損はないレベルです。
演奏者: 沢田研二(vocal) , coba(Accordion) 他
収録曲:
1. モリタート 2. 男はいつも悲しい兵隊 3. ヒモ稼業 4. 海賊の花嫁ジェニーの唄 5. まほろばソング 6. 約束の地 7. 大いなる眠り・都市よ-K・Sへ 8. マック・ザ・ナイフ 9.ベルリンの月 10.ロッリング・シティ 11.天国への囁き 12.亡命者 13.モリタート
第7曲のみ、林光作曲 

KURT WEILL WILLEM BREUKER KOLLEKTIEF


ジャケット  このアルバムはジャズのビッグバンドで演奏されているもので、実は半分以上は歌が入っていません。 しかし、見事にヴァイルやってます。 歌っているのはドイツの女優兼歌手らしく、なんかウテ・レンパーに通じるとこがあります。 歌が入っている曲も悪くないのですが。 歌なしの曲の出来が素晴らしい。 特にDer Song von Mandelayは絶品です。
演奏者: Loes Luca(vocal) *, Willem Breuker Kollektief
収録曲:
1.Dance of the Tumblers 2. Oel Musik* 3-11 from Marie Galante( 3.Introduction 4. Le Roi d'Aquitaine* 5. Marche de l'armee panameenne 6. Train du ciel* 7. Le Grand Lustucru* 8. Intermezzo 9. Les filles de Bordeaux* 10. Scene au dancing 11. J'attends un navire* ) 12. Der Song von Mandelay 13. Benares Song 14. Aggie's Song 15. Je ne t'aime pas 16. My Ship





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