あれこれ・まあ・のんとろっぽ

presented by づか since December 2004


オーディオ関連掲示板


Jinsonさん作TDA1543 LR分離DAC for Raspberry piの製作

 Jinsonさんが久しぶりに新作をリリースされました。 でも今回の基板は3つともRaspberry pi用のアドオン基板です。 ラズパイブームは横目で見ていたクチなのでちょっとハードルが高いです。 3つの基板を検討しました。 まず、YAHAヘッドフォンアンプですが、以前にペルケさんのサイトで解説を読んだことがあり、イマイチ食指が動かなかったので見送り。 球バッファは随分たくさん作ったのでこれ以上増やすのもどうかと思い、気になりながらも見送り。 で、残るトランジスタIV方式のLR分離DACというのが何かそそられるものがあり頒布をお願いしました。

当初は、ラズパイに乗っけるのではなく、DAI基板とI2S接続して普通のDACとして使うことも考えていたのですが、アキバの本屋でラズパイ関係の本を物色していたら、ラズパイの現物を売ってるではありませんか、それも何かだいぶ安いみたい・・・で、思わず買ってしまいました。

box   衝動買い?してしまったラズパイ

 入門書を一冊斜め読みした後でアキバに買い出しに。キーボードとマウスはその辺に転がってるのを使うとして、モニターをどうするか。 モニターは最初設定するときにはあった方が便利らしいけど、その後はあまり使わないようになるらしいので、新たにラズパイ本体より高いものを買うのは馬鹿らしいし、居間のTVにHDVIケーブルでつなげば何とかなりそうだけれど、家族の顰蹙を相当買いそうです。 普段Macに繋がってるモニターを使うことにしましたが、入力がVGAのやつなので変換ケーブルが必要です。 しかこれが結構高い、で、アキバ某所の怪しげな店へ。 で、800円くらいでゲット。 ダテに長年この街をうろついてないわいと自画自賛。 

ケーブル   ゲットした変換ケーブル

 頒布をお願いして、間も無く基板のセットが届きました。

生基板      基板のセット 右は付属部品

 TDA1543チップはかなりたくさん手持ちがあるので、DACチップなしのセットにしていただきました。 早速組み立てにかかります。 抵抗類は利久の金皮を使うことに。11KΩのところは適当な値のものがなかったので10KΩと1KΩを直列につなぎました。コンデンサは0.1uFの所に10uFの大容量セラミックコンデンサを使い、大容量ケミコンはOSコン、10uFのと出力のDCカット用のはPMLCAP。 定電流石はゲルマの2SA235をつかいます。IV変換回路にはSANYOの2SC3382。 DAC部の2SC石のところはソケットにして、後で吟味して決めることに。 LEDは手持ちの緑色のやつを使うことにしました。とりあえず標準指定の2SC2910をソケットに刺して電源チェック。 DACチップ抜きで8.01V、DACチップ刺して7.85V。 少し電圧が低めですが、高すぎるよりいいでしょう。 

生基板   完成した基板

 ラズパイの基板にスペーサーをたてます。 とりあえず、長さ15mmのやつです。

生基板    スペーサーを立てたラズパイ

  DACボードを装着するとこんな感じ。

生基板    DACボード装着!

 ブログで解説してあるやり方でjinsonさんオススメのmoodeを8GBのmicroSDカードに焼き、OSとしてラズパイが無事起動。 ヘッドホンアンプに繋いで試聴開始。 無事音が出てひと安心です。

生基板    試聴開始

  C2910を差して聞いた印象は「悪くないじゃん」。DAC部の電源石を差し替えで今回試してみたのがこれ。

試した石    試した石
 モールド石はC2910の他にディスクリートオペアンプで使ってみて気に入ったC1383とC3581をノミネート。 それ以外にメタキャンを3つ。おなじみのC97Aの他に、LH0032IVCの電源に使っていい感じだったC310とやはり電源石として秘蔵していたC1217を比べてみました。 まず、リファレンスとするC2910ですが、しばらくエージングが進んでから聞いてみるとなかなかいいんですねこれが・・・ 
 結構解像度高いし、レンジも広いと思います。 で、比較する一番手がC1383。 これを差したときの電圧は7.80Vでした。 ディスクリオペアンプのときはかなり評価高かったのですが、今回はイマイチ。 なんか音のエッジが丸くなって音場が狭い感じ。 低音は分厚くなりますが、フォーカスが甘い。 2番目はC3581。 これを差したときの電圧は7.90Vでした。 これは対照的に低音はタイトにしまって高解像度になります。 でも、なんかカサカサした感じ。 C2910より魅力的とは言えません。 3番目はメタキャンのC97A、電圧は7.89V。 これ、以外とダメです。 モールド石よりは音場感はあると思いますが地味。 それと、かなり熱くなるようです。 4番目がC310、電圧7.90V。 これは・・・すごいです! 空間の広がりがまるで違う。 レンジも高低両方向に広く高解像度。 そして何より音楽の訴求力が違う。 それほど期待していなくて、ついでに試したのに衝撃です。 最後に、真打のC1217、電圧7.82V。 これも、格の違う音がでます。 音場も広く、高解像、広帯域。 C310に比べると大人っぽいかも。 どうやら伏兵のほうのC310の採用かなァ。

 さて、基板を頒布していただく段階で、一つ試そうと考えていたことがあります。 Jinsonさんの従来のシリーズでほぼ必ず搭載されていた、リクロック回路が今回の基板にはありません。 スペースの関係で割愛したものと思われますが、以前からリクロックの有無でかなり音が変わるのはわかっています。で、ラズパイのI2S出力を一旦受けて、リクロックをかけたのちにDAC基板に送るためのアダプター基板を作って見ました。

生基板生基板    リクロック基板

 ご覧の通り、いたってシンプルです。 いつものVHC574に60〜80MzのTCXOでリクロック回路を組みラズパイとDAC基板でサンドイッチして3階建てとする予定。 電源はラズパイから直接5Vをもらっても良いのですが、DAC基板に供給する12Vを拝借して、そこから青木式シャント電源で5Vを作ります。
 これを装着すると、こんな感じ・・・

生基板生基板    リクロック基板を装着したところ

 これで出てきた音は、予定どおりグレードアップしています。静寂感が増え、音の佇まいが良くなる上に、空間分解能が向上します。 後戻りできませんね。

 さて、DAC部の石はメタキャンのどちらかに決めましたが、IV変換部の石がC3382というのは暫定的にそうしたつもり。 ここもいろいろ試したいと思います。 基板をもう1枚分けてもらってあったので、2枚目の基板はDAC部をC310に固定して、IV変換部をソケットにしたものにしました。

基板2    2枚目の基板


 C3382をリファレンスとしていろいろ聞き比べてみようと思います。

基板2    比較する小信号トランジスタ

まずは、標準の2SC1815を聞いてみます。 おそらく単独で聞いたら悪くないレベルですが、C3382と比べると静か。 ただし、クリアなのではなくて情報量が減る感じ。 音場の広がりがなくなる感じがします。 次は日立の低雑音石C1345。 これは、ほぼ互角ですね、ほとんど差がわからないレベル。 3番目は、NECの低雑音石C1844。 なんで1845じゃないのかというと1845は使い切ってしまって、手元に大量にあるのが1844のほうだから。これも同等のレベルですね。 良いと思います。 4つ目は金田式で有名な定電流石C1400の非低雑音版C1399。 これは、幾分解像度が上がるような気がしますが大きな差ではありません。 5つめはおなじみの定電流石C1775。 これも同等に使えますね。 次に、C2720というのを試してみましたが、蚊の泣くような音しかしない。RF用の石でft400MHzに期待したのですが、これは使えません。

  さて、小信号石ばかりでなく、小電力石も試してみましょう。

基板2    比較する小電力トランジスタ

 まず、C2910を試します。 これも良いですね。 低音は思ったよりきりっとしまって、鈍さはありません。 次は、ディスクリートオペアンプの終段に使ってわりとよかったC2655。 これは、高域の解像度がワンランク上の感じ、ただ、低域がややゆるい。 あくまでもわずかな差ですが。 3つめはLH0032型ディスクリートオペアンプで終段に採用していたC3581。これは、解像度がワンランク上かな。 いいですね。 次に、ジャンク箱の中にころがってたという理由だけで、C2851を試しましたが、これはなぜだかひどいノイズがのって使い物になりませんでした。 気を取り直して、やはりジャンク箱の中からC3243。これも高解像度な上に音の佇まいがいいです。 この音は好き。

 ここからはメタキャン石を試しましょう。

基板2    比較するメタキャン石

 まずはおなじみC1010、これは、高解像度というだけではなくて、音の立ち上がりが速い感じ。 今までのとは明らかに違います。 次にNECのC764。 これはたまたま数を持ってたというだけの理由で登場。これもC1010と似た傾向。 かなりいいのですが、響の魅力の点でやや劣るか。 でもモールド石よりもいい音です。  メタキャン3つめは銘石C943、 これも、音の佇まいがいい石です。 ちょっと低域が薄めだけど、空気感が素晴らしい。 さて、ここまででやめるつもりだったのですが、どうせならとC310も試してみました。これは、すごい。 高解像度の上に、ヴォーカルの余韻が素晴らしい。 で、この際C1217も。 これもすごいわ。 あえて言うなら、こっちの方が低域も高域もより素直に伸びてるので、ちょっと聞きには出てないように聞こえる、 C1217の方がよりクラッシック向け? 両方のヴァージョン作って使い分けになりそうです。

その後、死蔵品にあと2つ候補になるメタキャンを見つけ、追加でテストしました。

生基板    追加した2つ:C1252(左)とC306

 まず、NECの高周波石C1252。 おそらくC1217と似たような用途の石なんでしょうが、特性データ上こちらの方が高周波特性は上? 試聴してびっくり! これはすごいです。C1217が負けてる。 同系統の音で訴求力がさらに上を行くというか。 ただ、あまり数を持ってないのでどう使うか考えどころです。 次に、三菱のC306。 これはアキバ某所で安く箱買いしてあったもの。 C310に似てるのではないかと期待したのですが、残念ながらボツ。悪いとまでは言わないまでも、いいものと比較するとレンジが狭く、もったりした感じで魅力がないです。 しかし、C1252は良いなあ・・・ で3号基板に大量使用しちゃいました。

 生基板     3号基板

IV変換部の4個はC1252、DAC部の2つはC1217、コンデンサ類は、0.1uFはPPS、大容量ケミコンはOSコン、10uFのと出力のDCカット用のはPMLCAP。 トランジスタとDACチップは全てソケットは使わず、基板に直に半田付けし、これはこれで完成とします。

 さて、ここまで定電流石は過去の毛圏から2SA235というゲルマ石を使ってきましたが、ここは本当にそれで良いんかと、今更ながら考えまして、試してみたくなりました。 そこで、2号機の定電流石のところをソケットに置き換えました。

生基板    定電流部をソケット化

 ここにPNP石をいろいろ差し替えて試聴するわけですが、とりあえず手持ちの2SAのゲルマ石を差してみます。 さすがに2SBまで範囲を広げなくても良いだろうと・・・

生基板     試してみたゲルマ石

 写真には載せてませんが、まず、A235の兄弟石A234と聞き比べ。 235の方が高周波特性が良い以外は良く似た特性。 234だけ聴く分には素晴らしいと思いましたが、235に差し替えるとより空気感がリアルになり高音部の伸びがすごいです。続いて同じ日立のA350。 こっちはだいぶ周波数特性が下がりますがそれでもゲルマ石としては標準くらい? 聞き比べると、こっちの方が幾分低音が厚い感じがしますが、レンジが狭くなり、ややノイズ感がまします。 次は日立のA358。 これは放熱用のシッポが付いたユニークな石。 周波数特性はA350とどっこいどっこい。 やはりA235と比べると音の伸びやかさに差があります。 続いて東芝石のA128、A248、A283、A479の4つを聞きました。 いずれも悪くはないのですが235と比べると空間が狭くてノイズ感も残ります。 中ではA479が一番響きが良いと思います。 次に松下のA342。 一見するとシリコントランジスタみたいな形ですが、これもゲルマ石。 わりと良い感じでA234くらいの力量はあると思います。 続いてNECの黒いメタキャンA244。 この石、データブックを見ると異常に高周波特性が良い、 誤植じゃないかと思いつつ、試聴してみると、なるほどワイドレンジで空気感がよく出ます。A235切らしちゃったら、これでも遜色ないかな。 ゲルマ石の最後は同じくNECの黒石A406。こいつはまた誤植かと思うほど高周波特性が悪い。 しかし、聞いてみるとそう悪くはないです。 ここまでで、A235と変わり得るのはA244。 次点がA234とA342でしょうか。

 ゲルマ石以外はどうかも試します。まずはシリコンのメタキャン石を手持ちのもので試すことにしました。

生基板     試してみたメタキャンシリコン石

 はじめに、手持ちの唯一の日立石A565。 これは、金田石あつかいのC984のコンプリですね。 聞いた感じ悪くないです。 ただ、やや高域の情報量が少ない感じがする。 伸びがあと一歩です。 続いて東芝のA512.。 これは出力段用と言えるくらい電流流せますね。 聴いてみると先ほどのA565よりだいぶ雰囲気が出ていて響きが心地よい。 でもA235に比べたらだいぶ情報量が減ります。 次がA594。 こっちの方がだいぶ高域特性が良くなります。聴いた感じは確かにA512より上ですが、ゲルマ石とはまだ差があります。 続いてA1090。 さらに上、ゲルマ石知らなければ、これで文句ないレベルだと思います。 このあとは全部NEC石。 まずは、A571これは、あのC97のコンプリですが、金足の特別仕様のやつがあったので聴いてみます。 良いです! 情報量も多く、響きも良い。 これは、使っても良いと思わせる魅力があります。 次にA579。 ローノイズのA578の方は切らしちゃったので、こっちを聞きます。 これも悪くないです。 気持ちさっきより情報量が減るか? でもこの音も好きです。 続いてA603。 これは銘石C943のコンプリです。 これも好き! これは、かなりA579と似ています。 次はA708。 これはC1008のコンプリ。 これも良いなあ。 かなり細かい音まで聞こえます。A571と同格。 続いて、幻の高周波石A712。 これ、C1217のコンプリですが、激レアもの。 現在、某所で1個三千円超で売られているのが唯一確実に手に入れる方法。 これはすごいです。 これまでのメタキャンのワンランク以上格上。 静かなのに情報量が多い。 これはゲルマ石に対抗できますね。 最後にA800。 これはシールドまでついてる本格的な高周波石。 これも水準は高いです。 静かさの点でA712にはかなわないけれども、使っても良いなと思うレベル。 メタキャン試聴の結果として、A712は別格としても、NECのメタキャンはゲルマ石がないときに使う候補だと思います。

 さて、モールドタイプは聴かなくても良いかなとも思ったのですが、一応試すことに。 手持ちの中から以下をピックアップしてみました。

生基板     試してみたモールド石

 まずはjinsonさんオススメのA836。確かにモールド石としては良い方です。ただ、高域の伸びやかさでゲルマの良いのにはとどかない感じ。 続いてA875。 これは、あのC1775のコンプリですね。 これが予想以上に良いです。空間の広がりが大きく、見晴らしが良い。 ゲルマの良い石に迫る。 これは使っても良いなあ。 ここから、東芝の石を幾つか。まずはA965。ジャンク箱の中で目を引いたので選んだのですが、これも響きが良い、使えると思います。 次はおなじみのA970。 悪くはないけど、響き方が何かいまいち。 余韻の長さが短め。 あと一歩。 続いてA1015。 これも余韻が短い上に、ややノイズが多いようです。 さらにA1020。 これはかなり電流が流せる石です。 これはA1015に似た傾向。 悪くはないがあえて選ぶという感じでもないです。 次に三洋のA1208。 これ、C2910のコンプリですね。 これは、かなり余韻が良く出ます。使っても良いかな。 続いて、いつものA1391。 これは、やっぱり銘石だと思います。 余韻がちゃんと出ます。 これは使える。 次に三菱のA999。 綺麗な響きですが、余韻がやや短い。 続いてA1285。 これは良いです。 響きが素晴らしい。 使えます。 次にA1399。 悪くはないけれども、ややノイズが多くざらつく感じ。 次に松下のA684。 これも良い音を聞かせます。 まずまず。 あと、NECからA991と992。 まずA991。 かなり高解像度で細かいニュアンスも伝わるものの、ややノイズが多い感じ。 最後にA992。これはかなり991に似ている、ややノイズが多い感じがするのも一緒。 ただ、こっちの方が幾分細かいニュアンスが出るかな。 結論として、モールド石も使えなくはないです。 でも、最後にA235聞き直したら、圧勝。 まあ、私の好みは結局ゲルマ石ですね。

 さて、私はこの基板を見て、最初てっきりカレントミラー回路が使われていると思っていたのですが、そうではなく、トランジスタI/V回路はカレントミラー回路を使わないシンプルヴァージョンが採用されていて、I/V石がそれぞれのDACチップあたり2個あるのは、1個がダミーだからです。 つまり2つのうち1つは出力がどこにもつながってません。 ということは、ダミーの方は何も希少な石を使わずともノイズを撒き散らす石でなければいいのでは。 で、こんなことを。

dummy     石を節約

メタキャン石4個のうち内側2つがダミーなので、大量にストックのある2SC1815に変えて、4個メタキャンの場合と比較してみました。 結果、ダミーはC1815に変えても音の劣化はないように思います。 これで、少数しかない石でも試せることに。 なんか得したような嬉しい気分!

この発見と相前後してヤフオクでC1252の兄弟分らしいC1253という石を入手しました。

c1253     2SC1253

C1252は残り1個しかないので、直接比較は諦め、2号機上で、IV石として、C1217と比較してみました。 その結果、C1252と似ており、c1217より上を行く感じ。 C1252の代わりにはなりそうです。 また、龍一さんが、珍しく型名を公開されたので、その石も試したくなり、アキバでディスコンの石が手に入る最後の砦となってしまった若松へ。 ハナからA1487は入手不能と諦めて、C2634を買いに行ったのですが、なんと在庫なし。 Webであることを確認していったのですが、何かミスがあったらしく、売り切れたのではなくて、初めからなかった模様。 どうも、若松は時々こういうことがありますが、今となっては貴重な存在なので、あまり店番のおばちゃんは責めずにA235を補充して退散。 ところが、その数日後に、先ほどのC1253をヤフオクに出品していた業者の方がC2634を出品しているのを発見し、即落!

c2634     2SC2634

龍一さんは、この石をLED電源の出力石に使ってらっしゃるらしいので、ラズパイに1号機を戻して、まずはレファレンスにC1217を聞きます。 やっぱりいいなあとしばし聞き惚れた後、C2634に差し替えて同じ「ワルツフォーデイビー」の冒頭の曲を再生・・・ 突然、空間がぶわーッと広がり、物凄い情報量の世界が! なにこれ・・・ その後、テストソースをいろいろ試しましたが、圧倒的に情報量が多い! 手持ちのメタキャン全部に勝ってます。 これは衝撃。 で、今度はラズパイに2号機を戻して、IV石として使ってみます。 ところが、これは大したことない・・・ なんか音が平面的でメタキャンのいいやつには勝てません。 良かった、メタキャンも無駄にはならなそう。 ただ、えらいことになりました。 もういっぺん理想の組み合わせ探しをする必要ありそうです。 で、テスト用に2号機をさらに改造することにしました。

で、とりあえず2号機の電源石のところをソケットにして、メタキャンのトップ3とC2634を比較しましたが、やはりこのモールド石の勝ちですね。 そこで、電源石はC2634に固定して、IV石を比較する事に。 その前に、C2634のコンプリ石A1127が手に入ったので、定電流石として使ってみました。 悪くはないのですが、やはりA235にはかないません。 ここもA235に固定です。 その後、メタキャン石幾つかをIV石として比較しましたが、C1253がベストで対抗馬がC310。 NECの石は同方向のように思いますが、その中で一番情報量が多いのがC1253で、C310の上を行きますが、なんかC310も捨てがたいなあと。 ところが、そこで思いついちゃいまして、ゲルマ石のD72を試してみました。 こいつが想定外に良いんですね。 音がものすごく艶めかしくなって、しかも、音場が広くクリアです。 またもや主役交代。 今度はこの石を電源石にも使ってみましたが、やはりここはC2634の勝ち。 しばらく使っていても、IV石は全然熱くならないので、恐る恐るD77に差し替えてみました。 嬉しい事に、以前jinsonさんのディスクリアンプに使ったときみたいに大気圏突入せず、安定動作しているようです。 しかし、音はD72に勝てません。 この後、ゲルマのNPN石をいろいろ試しました。

ゲルマ石1ゲルマ石2     比較したゲルマ石

 松下のD178は、悪くないけどD72と比べると幾分音場が狭く音に開放感が足りない感じ。 日立のC90はD72よりさらに高解像度のようですが、音に潤いがなくカサつくように思います。東芝のC14もそこそこではありますが強い魅力を感じません。 結局D72が一番優秀で、次点はC90。 この2つは明らかにシリコンのメタキャンの最上の物の上を行くように思います。 数をある程度持っているので、やはり主役はD72になりそうです。

つづく・・・・




DACにまつわるあれこれ      


オーディオ関連のページ INDEX   



オーディオ関連掲示板       


Home               



inserted by FC2 system