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Jinsonさん作TDA1387 LR分離 4パラ DAC for Raspberry piの製作

 Jinsonさん作のラズパイDACの最新作を作ってみました。 といっても、32pinの面実装部品はハードルが高くて自力では取り付けできなかったのですが・・
 ともかく完成し、いろいろと実験をはじめましたので、そのご報告です。


球IV全景 いきなり完成写真です。

 製作記と言いながら、いきなりまさかの完成写真です。 途中の写真撮っとくの忘れました。 部品としましては、面実装でない抵抗は利久の金皮。パスコンとLEDのノイズ吸収用の0.1uFは面実装のセラミックですが、1uFはPMLCAP。出力部のDCカット用にはPMLCAPの10uFを使いました。 電源回路のLEDは手持ちのものの混成部隊ですが、電圧がいつもと違うのでちょっと苦労しました。 定電流石はゲルマニウム石2SA235。出力石は2SC2634です。IV変換用のFETの部分はソケット式にしてあとでいろいろ試せるようにして、とりあえず標準指定の2SK369を挿し、いつものテストソースを聞いてみます。
まずはジャンパーピンを通常パラとして試聴しました。

E製5670   とりあえず試聴中

 いままでの、例えばNch-FET IVあたりと比べても、明らかに情報量が多くて、周波数的にもワイドレンジなように感じます。それに、かなり押し出しが強く元気な感じ。 ワルツフォーデイビーの客の会話がはっきり聞こえるし、カンターテドミノの声の響きが消えて行く感じが素晴らしい。コントラバスマリンバが破綻なく再生されるのもすごいです。ただ、低音出すぎでやや被るかなというソースもある感じ。 次に、ジャンパピンをシフトパラに差し替えてみます。

RAYTHEON製5670   ジャンパピンをシフトパラに

 音は明らかに変化します。低音が被る感じはなくなり、ぐっとタイトになりますが、よりはっきりと低音部の音階はわかるようになるし、音色で泣かせるようなソースはより陰影がはっきりしてくる感じ。 どっちを選ぶかといえば、9割のソースではシフトパラに軍配が上がりそう。 残り1割は元気さで勝負したいソースです。 でも決してシフトパラが負けるとは思いません。 好みの問題でしょう。 わたしは恐らくシプトパラのまま聴くでしょう。

 さて、ここまではある意味想定通りのところもあって、ここからが実験です。 ともかく、FETを別のやつにしたら音がどのくらい変わるものか。 これは、このiIV変換方式では報告がまだあまり無いようなので、今回の実験のメインテーマです。 で、まずはNch FETIVで一番のお気に入りになった2N4117に差し替えてみました。

中国製6N3   2N4117を挿して聴く

 やっぱりこの石は良い石だと思います。 ブルックナー4番の冒頭の弦の刻みやホルンの音色にうっとりしてしまいます。 これは、腰を据えて聞き比べをやる価値はあるなと思います。


つづく・・・・



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