あれこれ・まあ・のんとろっぽ

presented by づか since December 2004


クラッシック関連掲示板


私の好きなCD あれこれ

 マーラー、クルト・ワイルについてはページを開けましたが、別に特定の作曲家だけ聴いているわけでもありません。 また、他のものは1つも良いと思わないけど、この1枚だけは珠玉なんて例もあります。 で、そういう、「この1枚」みたいなのを紹介するページを開けてみることにしました。

ムソルグスキー歌曲集「死の歌と踊り」他  


ジャケット この曲を初めて聴いたのは中学生の頃です。 当時、まだロシア音楽にはまりかけていた頃で、FMで放送されたものをラジカセに録音して宝物にしていました。  ベルナール・クルイセン(Ba) / ノエル・リー(Pf)というフランス歌曲の黄金コンビの演奏で、ひな鳥が初めて目にした母親状態? 他の演奏が長らくどうしてもだめでした。  レコード屋に買いに行った時には既に廃盤で、最近CD化されたものを手に入れるまでは、私にとっては幻の名演。 どういうものか、ロシア人が歌ったものは皆だめで、わずかにスウェーデン人のハーゲガードが歌ったのが気に入ったくらい。 また、女声はだめで、大好きなヴィシネフスカヤの演奏もいまいちと思っていました。 ところが、たまたまこのアルバムを入手してぶっ飛びました。 うー、うまい! ロシア人なのに、しかもソプラノなのに・・・ これあったら、クルイセンなくてもいい! 録音もまずまずです。 これ、最近のオーディオテストソースにもなってます。

演奏者: リーナ・ムクルチャン(Alt) エウゲニ・タリスマン(Pf)
収録曲:
1. ムソルグスキー:歌曲集「死の歌と踊り」 2. スヴィリドフ:歌曲集「漂泊のロシア」

驚異のコントラバス・マリンバ  


ジャケット これは、もともとMJの録音評で見て、オーディオテストソースとして買ったものです。 現在でも、私の重要なテストソースです。 でも、なかなか良いんですねこれが。 特に第1曲目が凄みがあって好き。 打楽器の音色を楽しむアルバムと考えています。 現代音楽が許容範囲にある人にお薦め。

演奏者: 高橋美智子(コントラバス・マリンバ) 他
収録曲:
1. 下山一二三:響木II  2. 吉崎清富:カバラ  3. トン・デ・レーウ:みだれ  4. 土居克行:モノローグ  5. 柴田南雄:カドリール

ホルスト:リグ・ヴェーダからの讃歌 他  


ジャケット ホルストは「惑星」があまりにも有名すぎて、その他の曲はほとんど知られていませんが、結構たくさん曲は書いてます。 正直な所、ほとんどが駄作とは言わないけど凡作。 ただ、このアルバムに入ってるのは名曲です。 これは私の愛聴盤で、不満はないのですが、他にはあまり録音もなく、演奏される機会もないようなのは残念です。

演奏者: D.ウィルコックス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、王立音楽学校室内合唱団 他
収録曲:
1. ディオニソスへの讃歌 作品31-2  2. リグ・ヴェーダからの讃歌 作品26  3. 2つの東方の情景

グリーグ:組曲「ペール・ギュント」他  


ジャケット ネット通販のCD店の店主が強く勧めていたので、半信半疑で買ったものですが、怪しい! 指揮者もオーケストラも聞いたこともない名前だし、1曲めと2曲めの録音が1967年となっているけど、ソビエト時代の録音とはとても思えません、音が良すぎます。 おそらくもっと名のある演奏家のものだろうというのが店主の意見ですが、私も賛成です。 まあ、駅売りCD並みのもののようですが、中身は凄い演奏です。 久しぶりに有名名曲の類いを聴いてワクワクしてしまいました。 こんなに瑞々しくて素敵な演奏はなかなかありません。 音も最後のピアノ小品以外はなかなか良いです。 このSelectmeditaと言うレーベル、なかなかとんでもなくて面白いものが揃ってるようです。

演奏者: A.セルゲーエフ指揮シベリア交響楽団、S.リアビンニン指揮サラトフ音楽院交響楽団、他
収録曲:
1. ペール・ギュント組曲第1番 作品46  2. ホルベルク組曲 作品40  3. ペール・ギュント組曲第2番 作品55  4. ピアノ小品(4曲)

ミュンシュ/パリ管デビューコンサート  


ジャケット 上述のネット通販のCD店の店主が尋常ならざる調子で勧めていたので、買ってみたのですが、凄いです。 ここまでテンションの高い演奏の入ったCDはちょっと他にはないんじゃないかと思います。 いれこみ過ぎてて、やや荒いところがあるにはあるのですが、そんなことこの際どうでもいいと言わせる迫力があります。 幻想交響曲が大嫌いだという人以外の全クラッシックファンにお勧めします。

演奏者: ミュンシュ指揮パリ管弦楽団
収録曲:
1. ドビュッシー:交響組曲「海」  2. ベルリオーズ:幻想交響曲

ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲 他  


ジャケット  そもそもハチャトゥリアンという作曲家自体、剣の舞しか聴いたことないという人が多いのではないかと思います。 しかし、ハチャトゥリアンの真骨頂はもっと別にあって、例えば、ヴァイオリン協奏曲はオイストラフ、コーガン、シェリング、パールマンなど名人の演奏がCD化されています。 私の贔屓のピアノ協奏曲も大変な名曲だと思うのですが、なかなか有名ピアニストはこの曲を弾いてくれません。 って言うか、この曲弾くのはかなり大変でパワーがいります。女流だと、まともに弾けそうなのは、若い頃のアルゲリッチくらいかと。 で、このアルバムですが、まともには弾けてません。 健闘はしてますが、ところどころパワー不足を感じさせるところがあります。 それでもこのアルバムが凄いと思うのは、極めて解釈がユニークなこと。 バリバリにスペインの音楽家たちがやってるせいか、この、まちがいなくアルメニア音楽の曲が見事なまでにラテンの響きに化けています、何の遠慮会釈なく・・・私たちのやりたいのはこうだ!とばかりに。 それでもって、それが違和感なく楽しめるところが凄い。 指揮者の力量なのでしょうが見事です。 ちなみにカップリングのロータのほうは、曲自体が凡作、やっぱロータは映画のサントラの方が良いです。

演奏者: A.C.ジロット(Pf) E.へレーラ指揮コルドバ管弦楽団
収録曲:
1. ニーノ・ロータ:ピアノ協奏曲  2. ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲

リムスキー=コルサコフ:シェヘラザード(サクソホン・アンサンブル版) 他  


ジャケット  たまたま中古CDショップで見かけて衝動買いしてしまったもの。 しかし、これはなかなか良いです。 特に、シェヘラザードは今まで聴いたことのある編曲版のなかではピカイチの出来。 このアンサンブル、ハイトーンのパートの音が実にきれいです。 日本にこういう団体があるというのは何か嬉しいです。 ちょっと応援したくなりました。 カップリングの他の曲も佳演。 ブリテンは原曲と遜色ないかも・・・

演奏者: ミ・ベモルサクソホンアンサンブル
収録曲:
1. ホルスト:吹奏楽のための第1組曲  2. ブリテン:シンプル・シンフォニー  3. リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」

ショスタコーヴィチ:交響曲第14番  


ジャケット  件のネットCDショップのお勧めで購入したもの。 14番はもともと大好きな曲で色々持っており、これ以上はいらんかなとも思ったのですが、買ってよかったとつくづく思います。 一応、日本語版として発売されたのでノミネートされたのでしょうが、まさかのレコードアカデミー取ってしまったようです。 評論家諸氏も捨てたもんじゃないってことでしょうか。 バリバリ20世紀音楽のショスタコの交響曲に古楽器使うなんて、本来ゲテモノ趣味になりかねないところですが、これが見事にハマっています。 歌手もなかなか曲者で達者な歌唱ですが、なにしろ弦楽オケの迫力が違う。 ここまで凄みのある14番は今後も出てこないんじゃないだろうか。 この指揮者のセンスはすごいです。 大推薦盤です。

演奏者: J.コルパチェワ(Sop)、P.ミグノフ(Bs)、T.クルレンツィス/アンサンブル・ムジカ・エテルナ
収録曲:
 ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」作品135

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」他 管楽五重奏編曲版  


ジャケット  これも、ほとんど衝動買いですが、管楽五重奏版の「ハルサイ」が珍しくて買っちゃいました。 カップリング曲の「展覧会・・」の方も普通に良い演奏ですが、とにかく「春の祭典」が凄い! いったい、この曲をどうやったら管楽器5本でやれるのか興味津々だったのですが、「なるほどその手があったか」とか、「へえ、そんなことするんだ」とか驚きと感心の連続でとてもスリリング。久しぶりにわくわくしました。お勧めです。

演奏者: ペンテドレ
収録曲:
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」管楽五重奏編曲版
 ムソルグスキー:  組曲「展覧会の絵」管楽五重奏編曲版

In der Nacht  


ジャケット  ネットのCDショップ「アリアCD」のオリジナルレコーディングCD。店主がえらい力こぶが入ってたのと、アナログ・デジタル同時録音をやって両方のCDを発売するというので、聴き比べするのも一興くらいのつもりで購入しました。 初めにデジタル録音の方を聴いて、なかなか良いじゃんと思い、そのまま一番気に入った月の光をアナログ録音の方で聞き直しましたが、バスの中、iPhoneで聴いていたにもかかわらず、泣きそうになって慌てました。 何か訴えかけてくるものが半端じゃないです。 超お薦め。 ただし、アナログ録音の方です。

演奏者: 五島史誉(Pf)
収録曲:
 1.シューベルト/リスト:ウィーンの夜会第6番 2.シューマン:予言の鳥 3.シューマン:トロイメライ 
4.ドビュッシー:月の光 5.スクリャービン:夜想曲  6.シューマン/リスト:春の夜 7.シューマン:夜に 8.シューマン:夢のもつれ 9.シューマン:歌の終わり

Vn Concerto / Les Noces  


ジャケット  これは、ストラビンスキーの方を目当てに買いました。 もともと、「結婚」はアンセルメ・スイスロマンド管の名演で大好きになり、その後、見つけるたびに買っている状態なのですが、アンセルメ盤に匹敵するものが現れませんでした。 しかし、あのものすごいショスタコ14番のT.クルレンツィス/アンサンブル・ムジカ・エテルナが演奏しているので、ちょっと期待して購入したのですが、これは名演。 アンセルメ盤とはまったく違うアプローチなのですがこれはこれで凄い演奏。 アンセルメ盤を超えてる部分さえあります。 この曲のイチオシにしても良いくらい。 と、そこでおまけのつもりで、カップリングされていたチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聞いてみてぶっ飛びました。 何たる感性!! ソリストのコパチンスカヤのことは、それまでまったく知りませんでしたが、生まれて初めてヴァイオリニストにはまりました。 その後、彼女のCDをかたっぱしから買い漁りましたが、この演奏はそのなかでも極め付け。 ストラビンスキーと合わせると近年のBestCDかもしれません。

演奏者: P.コパチンスカヤ(Vn) T.クルレンツィス/アンサンブル・ムジカ・エテルナ
収録曲:
 1.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 2.ストラビンスキー:バレエ音楽「結婚」





  Home

  クラッシック関連のページ index

  クラッシック関連掲示板




inserted by FC2 system