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Bose製アンプ内蔵PCスピーカーの改造

 プラクトさんの掲示板で、軍曹さんからBoseのMadiaMate2というPC用スピーカーを改造したらとんでもない高性能のものになったとの情報を頂き私もやってみたくなりました。 とは言え、これはなかなか大変で、蓋を開けるだけでも一苦労でしたが、拙サイトの掲示板までわざわざ出向いて色々と教えて頂きました。 で、ともかく電源の強化から始めてみることにしました。

Media Mate II   BOSE: Media Mate II

 私が購入したのは白いやつ。 他にライトグレーと黒があるようです。 いかにもPC用という感じですが、鳴らしてみると「何で?」というくらい良い音がします。 これで、15000円を切るのですから驚きます。 いじらなくても、下手なハイコンポよりよっぽどいい音です。

 軍曹さんは、中をあけてケミコン、フィルムコンデンサ、抵抗にオペアンプまで換装されたようですが、結構気合いを入れないと、作業は細かい上慎重を要します。 どうしようかと迷っていたら、電源容量アップだけで音は良くなると言われ、それならばと、専用電源を組んでみることにしました。


専用電源外観   専用電源外観

 専用電源といってもこの間までMAKKAの基盤を納めていたケースの使い回しです。


専用電源上面    専用電源 上面から

 半分実験みたいなものですから、手持ちの部品の使い回しが多いです。 ジャンク箱の中にあったケミコンの大きめのやつをかき集め、整流もいつものSBDでブリッジ整流。 トランスは5Aの大容量のものですが、以前デジタルアンプの電源用を考えて買ったまま使わずにいたものを流用しました。 三端子レギュレーターにNSのお値段高めのシリーズで可変型5Aタイプのものが出ており前から興味があったので、これと、電圧を決めるための抵抗は新規購入。 ただし、計算を間違えていたので手持ちのDaleの巻き線を1本使いました。 いつもの安井式電源フィルターを通してトランス、SBD整流、3端子レギュレーターとあまりおもしろみはありません。


上面 斜め上

上面

 もともとの電源アダプターから、専用電源に変えると、期待通り解像度があがり更に魅力的な音になりました。 やっぱりこれは、いじりたおしたい! 今後、しばらくはすこしずつ改造を続けていきたい。 ということで、しばらくこのページは工事中を続けます。 よろしくおつきあいください。


さて、その後しばらくほったらかしにしていたのですが、出川式の電源の実験をしたくなり、それならば、このMedia Mate II の電源に試してみるのが良いと思い立ちました。
で、作ってみたのがこれ。 

出川式1

まず、出川式ではなく、通常のSBDのブリッジで整流し、emeraude の方式で安定化した電源をつくり、三端子レギュレーターで作ったのと差し替えてみました。 これだけでかなり変わりました。 空間分解能がかなり上がり、音場に奥行きが出ます。

出川式2

そして、更にこのようにコイルとSBDとケミコンを追加して、出川式もどきの整流回路を作ってみました。 写真のケミコンは秋月で安売りしてた50V3300uFのもので、コイルは180uH/2Aのものです。

出川式2

ケースに入れるとこんな感じ。 さて、音の方ですが、これ、正直すごいです。 半信半疑だったんですが、たったこれだけの変更で、驚くほど情報量が増えます。 特に中高域の解像度がものすごく、emeraude を部分的に凌いでるほどです。 これは、いろいろなものに試してみる価値がありそうです。 ともあれ、Media Mate II に関しては、ここまでで大満足なので、取り敢えず完成とします。


 その後、軍曹さんから指摘して頂き、とんでもない間違いに気付きました。 私は、付属のACアダプターはてっきり12VDC出力と思い込んでいたのですが、実は12VACを供給するトランスで、整流回路は本体に内蔵されていたのです。

後面   後ろ側、電源アダプタ入力ジャック付近・・・確かに12VACと書いてあるぅぅ

で、慌てて中を覗いてみました。

中身   本体内部。 ブリッジ整流器と大型ケミコンが見える。

 内蔵の電源回路は至ってシンプルでした。 黒い板の様に見えるのがダイオードブリッジで、これで整流し、10000uF16Vの大型ケミコン一発で平滑するだけです。 ここにAC12Vを繋ぐと約17Vが回路に供給されるという訳です。 ここに間違ってDC12Vを入れていた訳で、おそらく本体の回路には11Vくらいが供給されていたのではないかと思います。 つまり、結果的に低電圧駆動の実験をしていたという訳です。 これでも実用にはなっていたわけですが、このままでは、なんか悔しいので、ちゃんと17V与えてやることにします。

撤去後   ブリッジ整流器と大型ケミコンを撤去。

 ブリッジとケミコンを撤去し、プリントパターン間を繋いで、アダプターの出力が直接回路に供給されるようにします。

ブリッジ裏1 → ブリッジ裏2 ブリッジ整流器の裏で、パターンを直結。

外部電源回路の方は、トランスの2次側の出力を12Vから16Vのタップに変更し、シャントレギュレーターの抵抗値を変えて17V前後が出力されるようにします。

で、音ですが、確かに17V供給すると、余裕が出て、少し重心が下がり、幾分解像度も上がるようです。 しかし、11V駆動に比べて大きな違いとまではいかない。 低電圧でも結構健闘しているということでしょうか。 まあ、17V駆動の方が良いには違いないので、こんどこそ、これで完成とします。   

 

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