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YL-ES9038Q2Mを弄ってみる

 巷で話題の中華DAC YL-ES9038Q2Mを遅ればせながら入手しました。(現在2022年11月)
製作の方が、作りかけては中断の繰り返しでなかなか進まないので改造ならばと、弄りながらサイトにアップしていくことにします。

 

まずは、とりあえず鳴らしてみるところから。12VのACアダプターを使い、SPDIF入力で何もいじらず、いつものテストソースを鳴らしてみます。と言ってもデスクトップ上にはCDプレーヤーとかないので、コンピューターのUSB端子にAmazonで調達したこんなのをつないでSPDIFに変換します。

変換ツール 変換ツール

  これで96KHz24bit まで対応してくれるのでまあまあ便利、安いし。

まずはそのまま まずはそのまま鳴らします。

確かに初手からそれなりの音を出してきます。値段考えたら、かなりCP高いです。しかし、何だかモヤってるし、うるさい。で、一番簡単なオペアンプの積み替えをやってみます。そうしてくれと言わんばっかりにオペアンプのとこソケットになってるし。
もともとソケットに刺さってたのはデュアルオペアンプのJRC製5532。どっちかというとぬるい音のオペアンプです。手持ちの中でデュアルオペアンプは多くはありませんが、割と気に入っているメタキャンのLME49720HAに変えてみます。

LME49720HA LME49720HA

これで、かなり良くなりました。ワルツフォーデイビーあたりを聞くと会場騒音などの情報量が増えてるし、音場全体にかかっていたモヤが取れて見晴らしがよくなった感じ。基板をいじる自信がない人も、オペアンプ交換は絶対やった方がいいですね。
さて、デュアルオペアンプはこれ以上のを持ってないのですが、以前aitendoさんで入手したシングルオペアンプ2個をデュアル化する基板があったので、これを使ってみることにします。使うのはTHS4631。発振する危険はありますが、ネット上でやってみた人の記事を見かけ、発振したという話はなかったので、やってみることに。

ths4631duo デュアル化したTHS4631

これは、スゲエというレベルになります。情報量は更に増え、訴求力が更に強くなる。ただ、フォルテシモでややサチル感じになるソースがある。でも、好きなのはこっち。

これ以上は、基板をいじらざるを得ないでしょう。で、一番簡単なケミコンの載せ替えをします。ケミコンは全部容量が47uFなので、容量はこのくらいのものを使うことにします。出力のDCカット用のコンデンサはPLMCAPの22uF/16Vのやつを並列で使うことにします。それ以外のケミコンですが、OSコンとか低ERS品とか使っても、結局ケミコンなので、面実装の積セラを使おうと思います。最近は大容量の積セラも面実装なら安く手に入るようになっているので、47uF/16Vのものを使うことにしました。ついでに、ケースに付けたり外したりしやすいように、入出力端子を端子台に付け替えました。

ケミコン追放 ケミコン追放

まずは5532を差して試聴。 幾分良いようには思いますが、5532なのでクリアさが足りません。次にLME49720HAにしてみます。 これでクリアになり、ケミコン追放前より情報量は増えた感じがします。 ただ、なんとなく不安定な感じ。 そして、THS4631。 電源投入した途端ピーっという音が、「やばっ!」。あわてて電源OFFです。発振しちゃいましたね。ケミコンの完全追放は危険なようです。 

仕方ないので、一番問題そうな電源周りの部分だけケミコンに戻します。ただし、手持ちの220uFのやつ。

ケミコン追放 ケミコン恩赦

ついでに、電源もアダプタでなく12V供給できる電源を作ってしまいました。仮ケースに入れたらこんな感じ・・・

ケミコン追放 とりあえずの全景

つづく・・・


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