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TEAC製CDプレーヤー:VRDS10の改造
TEAC製CDプレーヤー:VRDS-7を手に入れデジタル出力を使ってトランスポートとしていましたが、駆動系がいかれてしまい、自力修理不能となってしまったので、新たにオークションでVRDS10を入手しました。 このままでも悪くはないのですが、やはり手を加えるとそれなりの恩恵はあるので、これも改造して使います。
(改造はメーカー保証を受けられなくなりますから、まねする人は自己責任ですよ!)
VRDS10: 正面
TEACのVRDSシリーズはみんな似たような顔つきです。 VRDS10もこのVRDS7やVRDS−T1と正面から見るとそっくりでほとんど見分けがつきません。
VRDS7は水晶を三田の発信器に変えたくらいでしたが、今回はもう少しいじってみます。
まずは、壊れてしまったVRDS7からクロック基板とデジタルケーブル用電源基板を取り外します。
専用電源付クロック基板
デジタルケーブル用電源基板
VRDS 10の中身はこんなふう。 VRDS7と非常に良く似ています。 左右の基板の配置や電源トランスの位置などもほぼ同じ。
VRDS-10: 内部::上面から
写真の左側のデジタル系のコントロールと読み出し関係の基板はVRDS-7のものとかなり似ていますが、よくみると電源回路が一手間よけいになっている模様。 右側のDAC基板もTDA1547を2つ使った、よりグレードの上のもの。
デジタル基板
左側の基板がこれです。水晶発振子がのっているので、これと、発振用のコンデンサ2個をはずします。
水晶発振子とコンデンサをはずしたあと
左側の基板をはずすとこんなふう。 電源トランスの直前からAC100Vを引き出して基板下まで持ってきます。(青い線です)
左側の基板をはずしたところ
基板下にかなり広い空間があるので、ここにクロック基板とケーブル用電源基板を納めます。
クロック基板とケーブル電源基板設置の状態
さて、今回はケミコンの積み替えをします。 デジタル基板上のケミコンを全て取り払い、耐圧・容量で同じものがあるものはすべてOSコンに置換、耐圧か容量の点でOSコンが使えないものはMUSEのFGシリーズに積み替えます。 整流用のダイオードブリッジが一般品だったので、SBDを4本組んでブリッジを作ってみました。
デジタル基板に付属していたブリッジ(右)とSBDで作ったもの
これも交換すると、基板全体はこんなふう。
ケミコンとダイオードブリッジ交換後のデジタル基板
クロック基板の出力を、デジタル基板に繋ぎます。 この機種もSONYのCXD2500BQというDSPが使われており、繋ぎ方はVRDS7と同じ。
クロック基板の出力を接続
このDSPのXTAI端子が53番PINなので、53番PINにつながってた足のあとにクロック基板出力をつなぎ、発振用コンデンサのアース側にクロック基板のアースを繋いで完成です。
これを、元通りに戻すとこんな具合。
完成したデジタル基板を取り付けたところ
ついでですが、天板の裏側、デジタル基板の上にあたるところに電波吸収体のテープを貼っておきます。 気は心ということで・・・
天板の裏に・・・
で、ふたを閉めて完成。 さて、交換後の音ですがやはり解像度と奥行き方向の深さが大きくなります。 とりあえずこれでトラポは大丈夫。
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