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jinson さん作 TDA1543球バッファ改2号機の製作

 球バッファはお気に入りDACとなりましたが、部品のヴァリエーションを楽しむべく2号機の製作に着手しました。



2号機は大型の抵抗を試してみたいと思い、ohmiteの5Wのものを信号系に無理矢理のっけました。 それ以外のところはREYの1/2W。 DACの電源電圧8Vを狙い、球は6780系専用にジャンパを固定します。 入力部の直流カット用のコンデンサは省きます。 DAIはCS8414用にPLL用のコンデンサと抵抗の値を設定しましたが、片瀬さんのところで頒布していただいたDIR9001の変換基板を使ってみます。 コイルとLED、それにヒーター用の三端子レギュレーターは付属品をそのまま使います。 LPFのフィルムコンデンサは黒いPPSとEROの1813を採用。 電源部のケミコンはOSコン。 0.1uFのフィルムコンは、面実装タイプのPPSにリード線をハンダ付けして使いました。 電源用の石のうち、定電流用は2SA234。 出力段は2SC2320を使ってみました。 また出力用のカップリングコンデンサはいろいろ試せるようにソケット式にしました。

基板   とりあえず完成した基板。 カップリングコンはとりあえずPPS

 抵抗が大きいサイズなので、一部は裏側にまわしています。

基板裏   基板裏側

 電源部とケースの構造は基本的には1号機と同じですが、ケースはタカチのものを使いもうちっとカッコ良いのを目指します。

ベース用の箱   ベース用の箱

ベース用の箱中身   中身
 トランスはRSで売ってるチェコ製のトロイダル。 安井式の電源フィルタを通してありますがSBDのブリッジで整流し普通の平滑コンデンサ抱かせただけです。 無負荷で15.9V出ています。 これを直接基板に繋ぎます。

んで、全部組み上げるとこんな感じ。 載っかってる球は6N3P-EVです。

完成像前面   完成像前面

 完成像側面   完成像側面

完成像後面   完成像後面

この状態で、基板への供給電圧は12.8V。 DACチップには7.7V供給となりました。

で、PCのiTuneの出力をND-S1経由でSP/DIFに変換して入力し、ヘッドホンアンプで聴こうとしたら、音が出ません。 見るとDIR9001基板上のLEDが点灯しっぱなし・・・ということはロックしてません。 1号機で懲りたので、今度はリクロック部をさっさと別基板で作っちゃいました。 今回は手持ちの関係で74AHC574を使います。

 74AHC574   74AHC574

これを基板の裏側に装着して配線するだけです。

 基板裏に装着   基板裏に装着したところ。

これを再び電源ボックスに載っけて再挑戦。

 完成像   こんどこそ完成像

こんどはちゃんと音が出ました。 割といい音がいきなり出てます。 しばらくエージングしたらメインシステムに繋いでならしてみましょう。


で、メインシステムで鳴らしてみました。 1号機と聞き比べてみましたが、DACの電圧を高くした効果が確実に出ているような気がします。 単に音量が大きいだけではなく、解像度も音質もいい方向に動いている。 それで、ここからがいわば本番ですが、出力のカップリングコンデンサを変えて聞き比べしてみました。 ここのところはまって使っていたPPSの壁と、龍一さんお薦めの薄膜高分子積層コンデンサを聞き比べます。 そのために準備したのがこれ

完成像   PPSの壁(左)と薄膜高分子積層コンデンサ(右)

ともに20uFになるように数を集めてリード線を付け、それぞれ10時間ずつエージングしてから聞き比べです。 結果、圧倒的な差とは言えませんが薄膜高分子積層コンデンサの勝ち。 より解像度が高く、中低域が充実しています。 作る手間と掛かるお金を考えたら、薄膜高分子積層コンデンサを使わない手はありません。



つづく・・・・・





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