あれこれ・まあ・のんとろっぽ

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jinsonさんプロデュースのミニフラットアンプ基板をめぐる実験

1541エピローグを分けて頂いた際、同時に分けて頂いたミニフラットアンプ基板が各所で好評のようです。 私も2セット4枚分けて頂いたのですが、使用部品が色々と考えられ、いきなり組み上げてしまうわけにいかないので、いろんな部品を試した上で最終的に1541エピのオペアンプと差し替えるアンプとしたいと思います。 本来ならば、この実験は1541エピの上で行うべきものですが、ツインDACゆえの面倒さが色々ありそうだし、まだ完成まで時間がかかりそうなこともあって、つい手近で完成している方を使いたくなります。 そこで、デカップリングコンデンサ選びに使った1541 OPAMP I/V DAC に再登場してもらいました。 



 この基板は、1541エピとおそろいの黒いやつで、サイズはユニバーサル基板の穴数にして12x12くらいです。 もともとは金田式アンプの#168の回路で、これを差動入力とし、ゲインコントロールをはずし、電源電圧を低めで使う関係からか定電流回路の定数を一部変更してあります。 初段が2SK246 x 2、次段が2SJ103 x 2で、出力段が2SC959 x 2、定電流回路用に2SC1400と、FET以外は入手困難の石が使われています。 
 ただ、金田式は部品から配線材料まで指定通りのものを使うのがお作法のようですので、このミニアンプという発想自体が金田風でしかないです。 でも、この回路はなかなか魅力的なようで、また、指定の石が入手困難なものばかりの現状では金田風のアンプを作られる方が多いようです。 ともあれ、私も指定の石は手に入れられないので、ネット上で評判の良い別の石を色々試し、抵抗も何種類か試してみようと思います。 そこで、出力段と定電流レギュレーターの石はソケット式にして取り替えられるようにしました。 で、とりあえず石を差してみたのがこれ・・・

miniC97A3 ミニフラットアンプ2SC97A x 3 バージョン

 言い出しっぺはplatycerusさんだった様な気がするのですが、みなさん出力段の石として高評価だし、ここへ来て定電流回路の石としてもすごいとの話。 で、いきなり3本差し。 抵抗は海○無線に置いてあるTAF。 残念ながら生産終了品で1.2KΩが完売のため1.3KΩで勘弁してもらいます。 まずは、これを実験機に積んでOPA627BPを使った場合と比較試聴のつもりだったのですが、オフセット調整にえらい手こずってしまいました。 基板にDACチップも差したままだったので、入力が0Vにならない状態だったことが原因でした。 ともあれ、ヘッドホンアンプに繋いで音出しに成功。 なんか、これすごいんじゃない? 
 ともかくメインシステムにつないで、聞き比べへ。

 まずは、OPA627BPを差してメインシステムを鳴らしてみます。 結構良い音です。 チューンした4パラエピほど情報量はないけれどこれはこれで良い音。 パワーアンプの寝起きの時間が終わるまで2曲ほどこのまま聴いてから、ミニフラットアンプに差し替えます。 先程聴いたのと同じワルツ・フォー・デイビーの冒頭を聴いてみます。
 予想通り、解像度が一気に上がり音場が前後左右に広がります。 これは、すごい。 実験機は電源は3端子レギュレーターだし、ケミコン使いまくりだし、発振器も電源分けてないし、それでこれだから1541エピにこのアンプを使ったらと思うとわくわくします。

   ここで、シャントレギュレーターを使ってツェナーダイオードを廃止しようとする実験をしましたが、使い方に間違いがあったため、この部分を削除します。

 prostさんのbrogでツェナーダイオードをLEDで置き換える試みをして好結果と報告されています。  私もLEDで置き換えることは考えていて、高輝度LEDを買ってきて直列で繋いでみたら、7.5Vくらい出てしまいました。 で、片方を手持ちの通常品と取り替えていろいろ試し、6.3Vになる組み合わせで手を打つことにしました。

LED直列 LED直列定電圧モジュール

 これを、ツェナーダイオードと差し替えて比較です。

LED直列搭載フラットアンプ LED直列搭載フラットアンプ

 比べてみると、LEDの方がのびのびした感じ。 それに解像度も上のように思います。 ピアノのペダルはおろか、鍵盤から指が離れて音が止まる瞬間までくっきり描出する。 実にリアルです。 それでいてうるさくないのが良い。 ツェナーダイオードはLEDで置き換えることにして、今後はトランジスタの吟味です。

 その後、トランジスタの吟味の前に、定電流回路としてJFETを使う実験を始めました。 しかし、この辺になってくると、ベースに使っているDACの限界が見えてくる感じがします。 もう少し元々の解像度の高いものがベースにないと差が判りにくくなってきました。 現在使用している、1541 OPAMP I/V DAC も電源を本気でいじればかなりグレードアップすると思うし、いずれそれはMINI LED電源基板の実験で試そうと思っているのですが、このミニフラットアンプ基板の実験がエピを鳴らすための下準備なので、今後はエピの上に実験の舞台を移そうと思います。 で、現在エピの組立の最終段階にありますのでしばしお待ちを。 

 この続きはエピのページで・・・


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