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DAIチップCS8416用アダプターの製作
jinsonさんの基板をはじめ、CS8412またはCS8414をDAIとして利用するDAC基板の名作がたくさんあります。 ところが、CS8412はまず手に入らなくなり、CS8414もだんだん品薄になって来ているようです。 そこで、現行のCS8416を強引にCS8412/8414用のソケットに乗っけてしまうアダプターをこさえてみました。
と言っても、いろんなフォーマットに対応するのは面倒なので、I2Sフォーマット専用ですが。
CS8416をはじめて手にした時にはソフトウェアモードとハードウェアモードがあったり、だいぶ使いにくそうだなーと考えてしまいましたが、よく調べてみると、多機能化しただけで、CS8414に較べて、そう難しいものでもありません。 いろいろ欲張ると複雑になりますが今回はCS8414に差し替えて使う目的ですから、かなり機能を絞ってしまうことにします。 そこで、まず、
1.ハードウェアモードで使う ーーー> SD(3番ピンをプルダウン)
2.入力セレクタ機能は使わない ーー> S0、S1ピンをアースに落としRx0ピンに入力を固定
3.入力フォーマットはI2Sに固定
4.ディエンファシスはスイッチで切り替え
以上を達成すべく配線図を書いてみました。
アダプターの配線図
両面スルーのユニバーサル基板を使い、CS8414用のソケットにあわせて28ピン分のピンを立てます。 CS8416の方も変換基板上にハンダ付けしたものを28ピンDIPソケットに刺すことにします。 省スペースのため47KΩの集合抵抗を一部に利用し、パスコンは変換基板上に直にハンダ付けします。 3.3Vの電源はロードロップタイプの3端子レギュレーターで確保。 で、実際に作ってみたのがこれ
実際のアダプター 表
実際のアダプター 裏
仕様としてはI2SフォーマットのCS8412またはCS8414用のソケットに差し替える形で使います。 PLL用のコンデンサや抵抗はアダプター上のものを使うので元基板の方は気にしないでOK。 アダプタ上のミニスライドスイッチでディエンファシス対応をON/OFF出来ます。
で、完成品を実際のDAC基板に差して使ってみたのですが、NOSのものは問題なく動作します。 音もそう悪くない感じ。 しかし、epiシリーズはデジフィルのせいかうまく動きません。 残念! ちょっとデジフィルの勉強をしてみます。
デジフィルの勉強する前に間違いに気付きました。 勘違いで、CS8414のMCKに相当するのはてっきりOMCKだと思い込んでましたが、正しくは隣のRMKピンでした。
アダプターの配線図訂正版
訂正版を8パラエピのCS8414と差し替えてみましたが無事作動。 エンファシスに関して、かかっていると確信のあるCDがないので試せていません。 ただ、エンファシス対応より非対応の状態の方が音は良いです。 スイッチを非対応にしたときの音はCS8414と遜色ありませんが、対応にした場合、はっきり差がでます。 とりえず、これはここまでで完成。
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