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4ぱらえぴ 3号機の 製作 その2

 2号機の救出作戦がけっこう難航しています。 とりあえず2号機が動作してから3号機に戻るつもりだったのですが、1541えぴの基板もまもなく手に入りそうなので、3号機の完成を急ぐことにしました。


 その1で一応基板完成のつもりだったのですが、また少しいじりました。 一つは、CS8414のフィルターコンデンサのASCが不調のため交換が必要となり1813の0.068μF400Vを使ってみました。 比較試聴した訳ではありませんが、ASCと遜色ないように思います。 値段も半分だし、サイズも半分なので、今後はこっちを愛用しそうです。
   DAIのフィルター部


 もう一つはカップリングコンデンサです。 とりあえず、3号機はムンドルフのM-Cap630でいこうと思っていたのですが、Matukataさんのサイトでより安価な黒いやつが良いという情報を得て、もう一度秋葉原を歩いてみました。 そうしたら、一軒見落としていた店があって、そこにより安価なムンドルフのMKTシリーズがあり、早速買ってきて比較試聴してみました。

MKTandM-Cap   ムンドルフMKT(手前)とM-Cap630


  正直なところ半信半疑だったのですが、確かにMKTも互角の音がします。 情報量はM-Capの方がやや多いように思いますが、MKTに比べるとM-Capのほうがうるさいところがある。 エージングの不足によるものとしても、現時点ではMKTのほうが落ち着いた感じはあります。 この辺は、好みの問題で、どっちにするかかなり悩みました。 いつものテストディスクでは決まらず、あえてオーケストラを聞いてみました。 結果、ウィーンフィルのホルンの音がより良いという理由で3号機にはM-Capを使うことにしました。 1号機にいずれ1813の3パラを導入。 2号機を救出した暁には、これにムンドルフのMKTを使おうと思います。

 さて、バッファーですが、現用のFET2石の差動ラインアンプを組み込みで使うことにして、あらたに基板を組んでみました。 

バッファ    バッファー用基板 → 中止

 早速、コンデンサにムンドルフを使ってます。 2SK170のペアを選別するのが結構大変なので、Dual FETの2SK389を使ってみました。 今回は片チャンネルを基板1枚として、同じ基板上に青木式の安定化電源回路を組み込んであります。


 また、バッファーの前に抵抗切替式のアッテネーターを入れることにして、RS-2BでL-Pad型のアッテネーターを作りました。

ATT    抵抗切替式アッテネーター → 中止

 予算とサイズの関係で12接点とし、抵抗値は10KΩです


 計画変更:
 しばらく、いろんなところに寄り道していたのですが、たまたま秋葉原で格安品のケースを見つけ。 これに3号機を組み込むことにしました。 また、1541epiや、emeraudeなどをいじっていた結果、4paraEpiにバッファとアッテネーターを内蔵させるより、emeraudeに直結し、アンプの側のボリュームを使う可能性の方が高いと考え、バッファとアッテネーターはよそに使うことにしました。

 ところで、ここのところ、青木式電源が気に入っているのと、出川式整流回路がかなり凄いんじゃないかと思うに至り、3号機の電源方式を思い切って変えてみました。

PS plan    電源供給構想図

 図の中で、整流回路はすべて出川式もどきにし、定電圧回路は青木式シャントレギュレーター電源として作ってみました。

PS boad    電源基板全景

PS boad up    定電圧回路部分

 定電圧回路のうち左2つはRS422レシーバ用電源と74VHC74用電源で、2SK170BLを定電流源としたシャントレギュレーター電源、3つ目はCS8414用で2SC1844のVBEを利用し2SC3581を使った定電流回路で駆動したシャントレギュレーター電源。4つ目はデジタルフィルター用で、シャントレギュレータでリップルフィルターを駆動する方式。 出力トランジスタは2SC1826を使っています。 ここまでをトランスの巻線の片方から整流回路を通して供給。 右側二つが、左右のDAC用でやはりリップルフィルターをシャントレギュレーターで駆動してます。 出力トランジスタは2SC1013を使っています。 整流回路はデジタル回路用とDAC用のそれぞれに16V22000μFのケミコンを2つずつ使っています。 供給電圧は、実測でDAC以外が5.1〜5.2V、DAC用は7.3V前後となりました。

clock    クロックモジュール基板

 クロックモジュールはトランスごと別基板に載せてしまいました。 整流回路も別に一つ用意し、デジフィル用と同じシャントレギュレーター電源を使っています。 左上に見えるのは高輝度青色LED用の3.5V。 そこまでやらんでもとは思ったのですが、ついでに作っちゃいました。

で、全部ケースに組み込むとこんな感じ。 いつものように、安井式の電源フィルターをトランスの前に置き、安売りのサーキットブレーカーも付けてあります。 トランスはRSのトロイダル:2次側9V x 2のものを使いました。 フロントパネル左にLED、右は電源スイッチです。

clock    3号機全景

clock    同斜め上から


 さて、音です。 電源がまるで違いますから、当然1号機とは違った音になります。 1号機と比べると、音の押し出しは幾分控えめになりますが、非常に繊細な表現が優れている。 オーケストラの弦の刻み方の細かい震えや、ソプラノのヴィブラートの再現能力が、現有のDACでトップの座に躍り出ました。 調整途上の1541epiを凌いでいます。 これもかなり満足度の高いものに仕上がりました。 蓋を閉めて完成とします。





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