あれこれ・まあ・のんとろっぽ

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TDA1541 OPAMP I/V DAC

 philips社のTDA1541Aはある意味あこがれのDACチップであり、いずれこれを使ったDACを作るつもりで石はもちろん、デカップリングに使おうとコンデンサをいろいろ集め、気がついたら20種類以上になり、収拾がつかないのでどれを使うか実際に耳で確かめるべく、実験基板を準備していました。 けれども、jinsonさんの最新DAC 1541えぴの基板を分けて頂けることになり、もっと手っ取り早くコンデンサの選定作業をしたいと思いましたが1541えぴはデカップリングコンデンサが28個になり実験を直接この基板上でやるのは大変です。 そこで、1541えぴのアナウンス以前に入手していたTDA1541 OPAMP I/V DACの基板を使って実験するよう計画を変更しました。 急ぎで作るので手持ちの部品をかなり活用し音質より安定動作を第1目標として組み上げます。
「とんとかいも」さんから情報をいただきました、指月製としていたフィルムコンは東信工業製のようです。 訂正致します。

生基板   TDA1541 OPAMP I/V DAC基板
 組み立て前の基板です。 4ぱらえぴと同じくしっかりした作りです。 今回はケミコンレスとはせず、電源回路は指定通りの容量のニッケミKMGを使います。パスコンは手持ちのOSコンを使った関係で47μFとやや大きめ。 デジタル入力部はDCカット用のコンデンサは省略し、RS422レシーバ/ドライバはST490としました。 フィルターコンデンサはWIMAのFKC2200pF、I/V抵抗と終端抵抗はスケルトンです。 調整箇所を最小限としたいので、FETによるオフセット調節は行わず、カップリングコンデンサにムンドルフの黒いやつを無理矢理積みました。


ほぼ完成した基板    ほぼ完成した基板
 デカップリングコンデンサのところだけこのようにミノムシクリップ仕様とします。 


RIFA    RIFAのペーパーコンデンサ0.1uF
 まずは、RIFAの0.1uFを繋いで音出し・・・のつもりが音が出ない!
 よく調べたら、放熱器付のものを除いて、3端子レギュレーターを全部逆差ししていました。 あわてて秋葉に買い出しにいき、再挑戦。 幸いDACチップを飛ばしたりせずにすみ、無事音が出ました。

 聞き比べで一々メインシステムを鳴らすのも大変なので、作業部屋で出力をヘッドホンアンプにつなぎ試聴してみました。 ソースは1番聴き慣れたワルツフォーデイビー。 まず、このRIFAを繋いだ時の印象ですが、元気がいいが、ややうるさいのと細部がややぼけている感じ。 これより良いのはきっとあるだろうなと思いました。 早速、比較のための繋ぎ変え。 最初はこれ...

Panasonic    Panasonicのポリプロ0.1uF
 4ぱらえぴのLPFの実験で、軽くマイカコンを抜いてあせらせてくれたあのコンデンサのシリーズです。 さっさとRIFAを抜いてくれました。 解像度は似たようなものですが、こっちの方がすっきりしています。 このみはこっち。 お次はこれ...

オイルコン    日本ケミコン製オイルコンデンサ0.1uF
 実は、なかば噛ませ犬のつもりで買ってきたものです。 漠然と鈍重な音がするんじゃないかと考えてました。 ところが、音出ししてみたら意外に良い音なんです。 Panasonicに負けてない。 もしかしてエージングしたらすごいのかも。 とはいえ、試さなきゃならないものがたくさんあるので、とりあえず次のコンデンサ。

松下製ポリプロ    松下製ポリプロ0.1uF
 ジャンク屋さんでみつけた松下ブランドのポリプロです。 これ、上記3つより音抜けがいい感じ、でも28個は手に入らないかも。 困った。 まあ、心配せんでももっといいのがあれば良いんだし。 で、次はこれ...

双信    双信電気製高精度スチロールコンデンサ0.1uF
 NQSシリーズというらしい。 ジャンク屋さんでゲットしたものですが、結構値の張るものでした。 解像度は高いし、ピアノの響きがいいです。

双信    音響用銅箔スチロールコンデンサ0.1uF
 さて、本日のトリはこれ。 海○無線さんの店先で売ってるやつですが、実は容量の大きいのは絶縁体がスチロールではなくポリプロピレンだと言うこと。 つまり、これ実際には銅箔巻ポリプロなんです。 で、音ですが、どうも、上記の全てに勝るような気がします。 エージングなんか全然してないわけですが、これはかなり良いよ。
 で、本日の本命はこの銅箔スチコンで対抗は双信の高精度スチコン、大穴が日ケミのオイルコンかなぁ。


 昨日に続いて、デカップリングコンデンサを吟味。 まず最初はこれ...
マイラー    マイラーコンデンサ0.1uF
 いわゆるマイラーコンですね。 ごく安い物です。 でも、どうしようもないほど悪くはない。 音は結構クリアです。 ただ、音場が狭まる感じ。

 次はこれ...
BENNIC    BENNICのフィルムコンデンサ0.1uF
 結構いいです。 クリアな上に低音も適度にしまって解像度が高い。 CP高いです。 

 次、ジャンク屋で手に入れた正体不明の小型フィルムコン。
正体不明1    正体不明のフィルムコンデンサその1 0.1uF
 これも噛ませ犬のはずだったんだけど、クリアで捨てがたい。 困るよ、5本105円だよ。 14本しかないし。

 気を取り直して次はこれ...
日通工    日通工のポリプロ0.1uF
 日通工のポリプロピレンです。 電源回路のケミコンにパラってよく使うやつ。 ジャンク屋で投げ売りしているのを大量捕獲。 これもなかなかいいです。 クリアさはトップとは言えないけど情報量は多そう。 エージングでかなりいけるかも。 候補として、次に・・・

WIMA0.1    WIMA MKS 0.1uF 63V
 WIMAのちっちゃいフィルムコン。 でも、なかなか良いです。 音にガッツが有るのでジャズ向き? 解像度も高いです。 これも候補。
 さて、ここまでは、0.1uFという値は守ってきましたが、実はもう少し大きい値でも良いんじゃないのとは前々から思っていました。 実際に大きい値を使ってみて数uF位までは悪くないという噂も耳にしたことがあります。 で、ここからはもう少し大きい容量のものも含めたテスト。 おい、その前にアレはどうした?という声が聞こえそうですが、真打ちはあとのお楽しみに取っときます。 

 で...
正体不明2    正体不明のフィルムコンデンサその2 0.15uF
 先程の正体不明のフィルムコンの兄弟分で容量耐圧の大きめのやつ。 体積が3倍くらいあります。 音はさっきと同傾向でクリアで高解像度。 いったいこのコンデンサ何者なんだろ。 困ったことにこれも14個しかない。

正体不明2    YAMATOのフィルムコンデンサ 0.18uF
 やはりジャンク屋で大量ゲットした安売り品。 YAMATOというメーカー名が入ってますが、まあ正体不明です。 図体の割に耐圧が低いので、ポリプロか、もしかしたら箔巻き? これが、うれしいことに音は大当たり! クリア、高解像度、音場広く、低音も良い。 本日のトップかも。

 ならばとて、今度はこれ,,,
岡谷    岡谷のフィルムコンデンサ 0.68uF
 箱型は振動に関しては不利かなとも思いますが、ものは試し。 これも良いね。 ここまでは容量が大きすぎるという感じはないです。 困るなあ。

指月    東信工業のフィルムコンデンサ 0.18uF
 これもジャンク屋の捕獲品。 (マークから見て指月製?→ 訂正:東信工業製のようです。) 好きな形のフィルムコン、あとで改造実験も考えてるのですが、とりあえず試聴。 低音が妙に重い。 不思議です。

超音波機器用    超音波機器用のフィルムコンデンサ 0.5uF
 さて、これは以前にヤフオクで入手したもので、超音波機器に使われていたため高域特性が良いという触込みだったもの。 まあ、半信半疑だったのですが、確かに高域方向にクリアで情報量多く、音場の広がりは見事。 好きな音です。

ポリカーボ    NCCのポリカーボ 0.68uF
 これもジャンク屋で売ってた物ですが、箔巻きのポリカーボネートフィルムコンデンサらしく、おおいに期待。 期待に違いません。 クリアかつ品のいい音です。 情報量も多く好み。

 さて、ここから真打ち登場です。
1813 0.1uF    ERO 1813 0.1uF250V
 まずは、最近話題のERO1813で指定の0.1uFのやつ。 良いです。 今までの中で間違いなく5本指。 クリア、情報大、低音も良い。

1813 0.47u    ERO 1813 0.47uF250V
 続いて、同じコンデンサで容量が0.47uFのやつ。 ヘッドホンで聴く限り、差は良くわかりません。強いて言えば、こっちの方がやや低音が被り気味? でも、コンデンサの種類の差の方が遥かに大きい。

 1813 0.47u    ASC X363UW 0.47uF400V
 さて、大トリは以前ヤフオクでゲットしてあったASC。 容量が指定より大きめだったのでどうかなと思ってたので、今回の実験で0.47uFはノープロブレムだなと思いました。 で、試聴。
 今までの苦労は何だったんだろう。 勝負にならん。 これ聞いちゃうと他のは使いたくないよね。 別府さんはじめ、ここに使うコンデンサをASCにこだわる理由納得しました。 1541エピのデカップリングコンデンサはこれに決定。 ただ、これでかいんだよね。 1541エピはコンパクトに出来ているのでどうしよう?

 これで、いったんこのページは中断します。 エピ完成後にこの基板を使って考えてることがあるので、それまでここはお休みです。


 と、いったん終了宣言しといて何ですが、一つやり忘れを思い出しました。 0.1uFと聞いてすぐ思いつく、どこにでも転がっているアレを試してなかった。
 セラミックコンデンサ 0.1    TDKのセラミックコンデンサ 0.1uF50V
 なにもそんなもん試さんでもとも思ったのですが初志貫徹と思い手持ちのパスコン用のやつ20個200円のを繋いで試聴....えっ、悪くないじゃん!
 確かにASCにはかないませんよ、でも、その次のグループの上位ぐらいには入るじゃない。 解像度も良いし、音場も広い。 何故か低音がややかぶり気味なのが難か。 これは、えらいこっちゃ。 適当に選んでこれだから、セラミックコンの中で吟味すれば凄いのがあるかも。 安いし。 やっぱ、通常のオーディオ信号の経路とは別の考え方せんといかんのでしょうかね。 セラミックコンデンサをオーディオ信号経路に使った時のあのうるささはないように思います。

 で、他に手持ちのセラミックはないかと探したところ、もう1種類だけ14個あるのがありました。
 セラミックコンデンサ 47    例のセラミックコンデンサ 47uF25V
 AQUAで使った残りのセラミックコンデンサ47uF25V! なんぼ何でも0.1uF指定のところに大きすぎるだろとは思いましたが、壊れることもないだろうと思い、大きすぎたらどうなるか試してみたくて繋いでみました。 ところが、これが全く問題ない。 それどころか、さっきより更に良い。 ワルツ フォー デイビーではやや低音がかぶり気味の感じはあるものの、明らかに0.1uFのやつより質のいい音になってるし、オケを聞いてみたらしばらく聞き惚れてしまいました。 とてもバランスのいい音で響きがきれいです。 ただ、容量がでかいからいいのではなく、サイズがでかくなって堅牢になったからかなと言う気がします。 容量に関して言えば、0.1uFは必要最小の容量で、高周波特性の良いコンデンサなら大きい分には構わないのかなと思いました。
 で、この実験はもうしばらくセラミックコンデンサ吟味編として続きます。 今週も秋葉へ走らねば。


 一夜明けて、冷静に考えてみると、まだヘッドホンでしかチェックしていないことに気付きました。 これは、秋葉原に走る前にちゃんとメインシステムに繋いで鳴らしてみるべきでしょう。 そこで、全部やり直すのはゾッとしますから、4種類だけ選んで聞いてみることにしました。 試聴ソースは同じワルツ・フォー・デイビー
 正体不明2    まず、YAMATOのフィルムコンデンサ 0.18uF
 やっぱりこれ、良いです。 十分にひとに勧められるレベル。 解像度も良いし、響きもきれい。

1813 0.47u    次は、ERO 1813 0.47uF250V
 これは、更に解像度が上がり、いい感じ。 YAMATOと同傾向の音でグレードが上がっている感じです。

 1813 0.47u    さて、いよいよASC X363UW 0.47uF400V
 これに変えると、音場がぐっと広がり、聞こえてくる音の数が段違いに増えます。 やっぱり格が違う。

 セラミックコンデンサ 47    で、AQUAの残りのセラミックコンデンサ 47uF25V
 今までの3つと比べるとピアノの音の伸びが悪い。 ヘッドホンで聴いてた時はあまり感じなかったのですが、これはハイ落ちなんだ。 やはり、47uFという大容量は問題ありとすべきなのでしょう。 ということで、壁の素材のチップセラミックコンデンサを試したらというご提案は見送ります。 しかし、低音の出方が良い。 ただ量が出ているというのではないです。 ASCと比べてもウッドベースの実在感はこっちの方が上。 ベストの容量を探し出せば、けっこう行けるかも。 今後、0.1uF、1uF、3uF、5uF位を集めて容量による変化を追ってみたいと思います。


 さて、とりあえず新たにセラミックコンデンサを3種類調達してきました。
 セラミックコンデンサ4種    新たに調達したセラミックコンとAQUAの残り
 左から、マルコン製オーディオ用ローノイズ0.1uF100V、TOKIN製1.5uF50V、秋○で売ってた4.7uF50V、AQUAの残り47uF25Vです。
 まずは、もう一度AQUAの残りを繋いで聞いてみます。 嫌いな音じゃないです。 少なくとも嫌な付帯音はないと思う。 でも、確かにハイ落ちでピアノの伸びが悪い。
 そこで、秋○で売ってた4.7uFに繋ぎ変え。 このコンデンサはおそらくAQUAの残りと同メーカーだと思います。 いやー、こっちの方が明らかに良いですね。 ハイ落ちな感じないし、情報量が増えて空間分解能も上がったような気がする。 それでいて、47uFよりそんなに低音が劣化した感じもなくウッドベースもいい感じ。 これだと、単価もだいぶ安いしいいかも。
 で、その次はTOKIN製の1.5uF。 これは、ジャンク屋さんで10本まとめて売ってるやつ。 これは、あんまり良くないです。 むしろピアノの音は伸びない。 情報量も減っちゃうし。 低音が心地よい訳でもない。 やはりセラミックでも容量だけでは決まらない問題がいっぱい有りそうです。
 最後に、マルコンのローノイズ0.1uF。 4.7uFのに比べても、明らかに情報量が増え音場が広くなります。 低音は4.7uFに比べるとややタイトになりますが、質が良いです。 この低音はセラミックコンをここに使った時の共通した特徴のようです。 選ぶなら、このローノイズということになりますが、ここでもう一度ASCを繋いで聴いてみました。
 やっぱり、ASCには勝てません。 ASCにしたとたん、音場の空気感が変わるというか、ものすごく透明で見晴らしの良い感じがします。 今の所、他のコンデンサでこの域に達したものはありません。 マルコンのセラミックは善戦している方です。 少なくともウッドベースの音はASCよりもセラミックの方が好き。 海○無線のお兄ちゃんによると、このローノイズは通常の積層セラミックより遥かに硬く作られているのだそうで、0.1uF、1uF、10uFの3種類しか作ってないそうです。 で、1uFを無性に試してみたくなりました。  


 今日、午後時間が取れたので、マルコンの1uFを買ってきました。 
 まるこんず    マルコン製ローノイズセラミックコンデンサ0.1uF(左)と1uF
 まず、0.1uFの方を聴いてみてから1uFに繋ぎ変えてみます。 私のにらんだ通り、1uFの方が良いです。 情報量の多さが半端じゃない感じ。 ASCに空気感と奥行きの深さでは負けてますが、情報量はASCを凌ぐのではあるまいかと思います。 特に低音方向がいい感じ。 ウッドベースはご機嫌です。

 さて、ついでにphilipsのオレンジ色のやつを買ってきたので、これも試してみました。
 philips    フィリプス製 0.15uF
 悪くないです。 ASCやローノイズセラミックコンに比べると、高域の伸びの部分でやや負けてますが、あくまでも比較したらの話。 お値段を考えたらかなりCP高いです。


 いつも、いろいろ情報をいただいているPROSTさんから、試してみてほしいとコンデンサを送って頂きました。
 ERO1841    送って頂いた ERO MKP1841 0.1uF? 250V

 これ、PROSTさんをはじめ、jinsonさんや、くましろさんも作例で使ってらっしゃるやつだと思います。 MKPということはメタライズドポリプロピレンでしょうか。 小振りですが硬くていかにも作りが良いです。 で、比較試聴の相手は当然ASC。 敢えて他のは比較せず、そのかわりいつもよりいろんなソースを聴いてみようと思います。  まずはASCを繋いでアンプのウォームアップ。 いきなり解像度高い音です。 情報量が多い! でも、まだ奥行きが狭く、何だかのっぺりした感じ。 このまま、ワルツ・フォー・デービーの中から2曲ほど聴いた所で、EROに繋ぎ変え、再びワルツ・フォー・デービー冒頭の2曲。 さっきのASCと遜色ないです。 やはり情報量が多く、会場の雑音も同等に細かい音まで聞こえてきます。 ピアノの音が気持ち良く伸びてきれいだし、シンバルのチリチリいう音もリアル。 ウッドベースの実在感はローノイズセラミックを使った場合に一歩譲る所はあるけれども、ASCには負けない。 次に、「コントラバスマリンバ」というアルバム冒頭。 このアルバムは打楽器のオンパレードで、優秀な装置ほど聞こえてくる楽器の種類が多いというやつ。 聞こえるべき音は全て聞こえています。 オケも聴いてみようと、いつも使ってるハイティンク/ウィーンPOのブルックナー4番冒頭。 これも、まずまず満足のいく音です。 最後に、最近試聴によく使っているムソルグスキーの歌曲集。 これ、ピアノとメゾソプラノだけのアルバムで、どこまで生々しく再生できるかが勝負。 で、どうかというと最高水準の音が出ている。 
 ここで、再びASCに繋ぎ変えてムソルグスキーを聴く..... いや、これはどうもやっぱりASCですね。 空気感というか、音場の透明感がまるで違うのですよ。 凛として澄み渡る感じがする。 残念ながら、ここがASCと並ぶコンデンサが見つからない。 ASCと比べると他のコンデンサは何かごく薄い膜一枚を通しているような感じがします。 でも今までの中ではASCに次ぐNo.2だと思います。 ジャズだとか、リズムが立った音楽、あるいは乗りが勝負みたいな曲だったらASCに勝るかも知れません。 デカップリング用としては1813より1841の方が上です。 思うに、ここに使うコンデンサは、高周波特性が良いものが向いているのではないか。 だから、セラミックやポリプロピレンに比べるとポリエステルは不利なのではないかと思います。 とりあえず、あと一つセラミックコンデンサを用いた実験はしたいと思いますが、そろそろ1541エピそのものに取りかかろうかと思います。

 ハンズの制振コーナーで以前に買ってあった制振素材の板でマルコンの1uFのセラミックコンデンサを挟んでみました。
 制振処理済マルコン    制振材付きマルコン1uF

 これで、コンデンサ自身の振動がうまく押さえられたのかは判りませんが、よりすっきりしてASCの静かさに近づいた感じ。 ともかく、これで1号機は作ってみようと思います。 あと、もう一つ試そうかどうか迷ってるのがありますが、まもなく1541エピはじめます。

 最後に、ムンドルフの白いやつを試しました。 容量は実装上のサイズと経済性を考えて欲張らず0.1uFとしました。 結果、予想通りかなり良いです。 EROの青いやつと同等くらい。 お値段はASCの8掛け位ですから安いとは言えませんが。
 実験機として使ってきた 1541 OPAMP I/V DAC 1号機はムンドルフをデカップリングコンデンサとすることに決定。 1541エピは1号機には制振材付ローノイズセラミックコンデンサー1uFを使用。 2号機にASC X363 0.47uFを使うことにしました。 

 ムンドルフ搭載1号機    ムンドルフ搭載1号機



 さて、デカップリングコンデンサの実験はこれで終了にしますが、この実験機にはもう一働きしてもらう予定です。 1541エピの製作が遅れていますが、ミニフラットアンプをオペアンプの代わりに使う予定なので、その実験をこのDAC上で行います。 でも、だいぶ長くなったので、ミニフラットアンプの実験は別にページを開くことにします。  


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