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AQUAとお揃いのヘッドホンアンプの製作

 AQUAは非常にコンパクトにまとまっていてお気に入りなのですが、このケースと同じものにヘッドホンアンプを組み込んでお揃いにしたらどうかと思いつきました。 早速、試作を始めましたが予想外に難航してしまいました。 けれども、ようやく完成しました。  


 最近、ヘッドホンアンプ作りがはやっているみたいで、結構あちこちに製作例を見かけます。 けれども、何しろ小さいケースに入れるわけですから大掛かりな回路は使えません。 せっかくAQUAが電源まで内蔵しているので、このアンプも電源は内蔵としたいと思いました。 当初、ペルケさんがFET作動アンプの応用例としてあげてあった回路を使ってみようと思い、基板を試作しましたが、実装密度が高いせいでミスが相次ぎ、あげくに、どうしても電源が小さく作れません。 そこで、方向転換して、藤原さんがお気楽ヘッドホンアンプとして発表されている回路をサイズを小さく作ろうとしましたが、これも電源が問題となり挫折しました。 思うに、このサイズのケースに正負2電源を納めるのはなかなかしんどい。
 何か良いアイデアがないかと考えていて、YASUさんが精力的にヘッドホンアンプを作られていたことを思い出しました。 そこで、YASUさんのサイトをのぞいてみて良さそうな回路を見つけました。 MMKさんがご自分のサイトで紹介されているもので、方チャンネルあたりパワートランジスタ1石のみ、おまけに3V単電源。 私の目的にぴったりです。

アンプ基板   アンプ基板

 早速、手持ちの部品で組み上げてみました。 抵抗は全てNS-2B、作り損ないの基板からはずした中古品です。 51オームがなかったので20オーム2本と10オーム1本を直列に繋いで使っています。 発振防止の0.01uFはちょっと贅沢ですがWIMAのポリカーボの中古。 カップリングコンデンサにケミコンを使いたくなかったので、入力側はAQUAで使ったセラミック、出力側はMINI壁の中古です。 トランジスタは最近お気に入りのC1826を使いました。 あとで別のも試してみましたが、意外なほどトランジスタによる違いは小さかったです。


電源基板   電源基板

 電源は3V単電源でいいのでだいぶ楽です。 そこで、ちょっとこだわってみたのがこれ。 そう、prost式LED電源です。 安井式電源フィルターを通した後トランスを経てSBDで整流し壁で平滑、そのあと4パラエピのアナログ部に使われているのと同じチューニングバージョンを3Vになるよう出力電圧を調整しました。


定電圧基板    全体像

 ケースに全部組み込んだところです。 ヒューズはケース内に入れてしまいました。 トランスの厚みがあるので、基板を一部落とし込んであります。 電源基板の隣にある小さな基板はLED点灯用に3端子レギュレーターで作った専用電源です。 自己変光タイプのLEDを使うなんてお遊びをしてしまったので、一応電源を分けました。 これで、音出しは無事成功。


withAQUA   AQUA(上)とともに...

 当初計画のようにAQUAと並べるとこんな感じ。 単純な割に結構いい音がします。 解像度が高くはなく、音楽を雰囲気で聴かせる感じ。 でもジャズなどはなかなかです。 4パラエピを繋いだら御機嫌なんですが、AQUAだとちょっとゲインに不足を感じます。 それと、実装がへたくそなせいか、実用上は問題ないのですが、かすかにハムをひろっています。 なかなか、ヘッドホンアンプ作りも奥が深そうです。

 完成したあと、ペルケさんが正式にヘッドホンアンプの記事を完成させていらっしゃるのを発見しました。 それに、藤原さんの基板も再配布になるみたいだし、まだしばらくヘッドホンアンプいじりは続きそうです。


 

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