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AQUAとお揃い:168風ヘッドホンアンプの製作

 AQUAとお揃いのヘッドホンアンプがノイズやゲインの点でもう一つなため、ペルケさんのサイトで紹介されていたヘッドホンアンプを同じケースに作りましたが、最初に作った方も、中身を別の物にしたくなりました。 jinsonさんのミニアンプ頒布以来、K式の168風アンプが気に入ってしまい、この回路を使ってヘッドホンアンプを作ってみたくなりました。 で、こんな具合です。  


 jinsonさんが以前、ミニアンプを搭載してヘッドホンアンプを作るための基板を頒布され、一枚入手してあったのですが、これはリモコンボリュームと組み合わせて使う予定だし、それを使ったのではAQUAと同じケースには入らないので、独自にユニバーサル基板上に作ることにしました。 基本的にはjinsonさんのミニアンプの定数で行くことにして、ヘッドホンを駆動するため出力段の47Ωを変更して電流を多めに流すようにし、入力部に0.1μFのコンデンサを入れました。 初段の定電流回路は、トランジスタのVBEを定電圧源として利用する方式です。 左右のチャンネルを1枚の基板上に納めました。 抵抗は手持ちの物を出来るだけ使おうと思い、ミニアンプ用に買ってあったohmiteの5Wを主に、一部をohmiteの3WとデールのNS-2Bという巻線抵抗で組んでみました。 唯一、入力部の750KΩだけは巻線という訳にはゆかず、いつものデールの金皮・RN60です。 入力部のカップリングコンデンサはEROのMKT1813。 帯域調整用の270pFは SEコンをおごってしまいました。 VBE基準用は2SC1010を使い、定電流回路には2SD178を使ってみました。 出力段はソケット式になっています。

アンプ基板   アンプ基板



 さて、電源ですが、ケースが小さいのでなるべく小型化しなければなりません。 いろいろ考えた末、今回は安井式のフィルターを搭載するのを断念しました。 168風ですから普通は正負30V弱を用意するところですが、耐圧の低いトランジスタも使ってみたいと思い、正負18Vくらいまで電圧を下げて使おうと思いました。 で、作ってみたのがこれ。

電源基板   電源基板

 青木さん作のemeraudeの電源回路を大幅に参考にしています。 整流はSBDのモジュールで正負別々に行い、青木式シャントレギュレーター電源を使ってリップルフィルターを駆動しています。 出力用のトランジスタは手持ちの2SA1010/2SC2334を使用。 出力電圧は正負17.7Vとなりました。


全体    全体像

 ケースに全部組み込んだところです。 ヒューズはケース内に入れてしまいました。 電源基板の隣にある小さな基板は自己変光タイプのLED点灯用のもので、AC100Vを抵抗で下げて整流しただけです。 まずは、出力段に2SC97Aを使って音出し成功。 AQUAに繋いでみましたが、充分なゲインがあり、ハムはほとんどなし。 なかなか良い音です。 このあと出力段のトランジスタを色々変えてみました。 以前、試した2SC273や2SD654でもけっこう良い音がするのですが、電流をたくさん流すせいか、かなり熱くなるので使うのは断念。 電流容量にある程度余裕がないとまずそうです。 ゲルマニウムトランジスタにも大いに興味があり、手持ちの中で一番耐圧の高い2SD72を繋いでみましたが、これもみるみる熱くなるのであきらめました。 結局、もう1つ使っても良いなと思ったのは2SC512だったのですが、手持ちが少なく、このあとDACのミニアンプに使いそうなので、はじめの2SC97Aに戻しました。


withAQUA   上から、168風HPA、ペルケ式HPA、AQUA

 AQUAと並べるとこんな感じ。 ヘッドホンアンプだらけになってもこまるので、とりあえず、このくらいにしておこうとは思うのですが、pingさんのサイトでトランス使用のHPAをいじってらして、あれもまた・・・




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