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prostさん頒布:LH0032用アンプ基板を使ったハイゲインヘッドホンアンプの製作

 日常的にprostさん頒布の基盤を使ったヘッドホンアンプを使っていて特に不満もなかったのですが、ここのところラズパイ用のDACを色々作るうちに、出力電圧の低いものが出てきて、現用のヘッドホンアンプではゲインが不足する事態が生じてきました。 現用のアンプの抵抗をいじってゲインを上げても良いのですが、そうすると出力電圧の大きいDACを使うときボリュームを音の悪い領域まで絞り込むことになって面白くありません。 そこで、ハイゲインのヘッドホンアンプを1台新たに作ることにしました。


できるだけ、低予算で済むように手持ちの部品を使うということで計画しました。 まず、HENのケースのストックはあったので、これに組み込むことにして、やはり手持ちのあったprostさんのLH0032用アンプ基板を使います。 これに、やはりプロストさんのディスクリートオペアンプ基板を搭載。電源トランスは手持ちのトロイダルはでかいやつばかりだったのでノグチトランスのEIコアのやつをなんとか押し込んで使います。ディスクリートオペアンプのトランジスタは目下のお気に入りのモールド石を使うところは前作と同じ。 ただ、電源回路は今までと違うことを試みました。 まず電源電圧を変更です。 今まで、なんとなくオペアンプICの標準電圧である15Vで回路を組んできましたが、オペアンプに使っているトランジスタの耐圧を考えたらもっと電圧上げていいんじゃないかと。 で、他の部品の耐圧とかを考えてLEDを調整し電源電圧を18.5Vまで上げてみました。整流用ダイオードはSicSBDを使い、電源回路のトランジスタは定電圧部はいつものゲルマ石ですが、出力トランジスタは最近お気に入りの2SC2634とそのコンプリ石の2SA1127を採用してみました。 またボリュームも最近ステレオ時代に乗ってたA10方式のボリューム回路にして可変抵抗器のクオリティーができるだけ音に影響しないようにしてみました。

で、とりあえず出来上がったのがこちら。

内部   完成したハイゲインヘッドホンアンプ内部

従来は、安井式の電源フィルターを内蔵していたのですが、今回はあえて内蔵せず、別項で試したprost式電源フィルター内蔵ケーブルを使うことにしました。

前面    前面から見るとこんな感じ

視聴してみた感じですが、単にゲインが大きくなった以上の差があります。 これが電源電圧を上げた影響なのか、その他の要因が効いているのかわかりませんが、ほぼ同一の回路であるのに、従来のものより表現が熱い感じ。 モニター用としてはもっとクールで緻密な方がいいのでしょうが、私はこの音気に入りました。ボリュームをA10方式としてみましたが、1個250円の安いものを使っているのに、この部分の音の劣化はないように思います。 とりあえずこれで完成。


 

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