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平衡型出力ヘッドホンアンプの製作
ぺるけさんのサイトにあるヘッドホンを平衡型に改造する記事を追試したら結果がすばらしく、これに対応するための平衡型出力ヘッドホンアンプを作ることにしました。 以下、製作記です。
既に製作済みのヘッドホンアンプを改造する手もあるとは思ったのですが新たに1台作りたくなりました。 現在一番のお気に入りは、prostさん頒布のLH0032用基板にMICRO0032基板を搭載したものです。 そこで、基本的にはこれで新しく作ろうと思いますが。 LH0032用基板はステレオで左右共通アース仕様となっています。 そこで、たいへん贅沢なのですが、片チャンネルあたり基板1枚使うようにして左右別電源アース分離を図ります。
そこで新たに組み立てた基板がこれ。
片チャンネルバージョン基板
ご覧のように片チャンネルのみ作ってあります。 抵抗類は入力部の高抵抗はREYの1W、ゲインを決定する2つの抵抗と出力保護抵抗がohmiteの25Jシリーズ、それ以外はREYの1/2W、電源部の3.3Kのみ手持ちの酸金を使いました。 MICRO0032専用なので、10Kの半固定抵抗と発振防止のコンデンサは実装していません。
上面図
今回ケースはタカチのシリーズを使ってみました。 このシリーズ、廉価な割には硬性はしっかりしています。ご覧のように基板2枚とトランス、電源フィルタを搭載しても、サイズ的には余裕があります。 BR>
正面図
正面から見るとこんな具合です。 左端の電源スイッチの隣にLED、中央にノイトリックタイプ5Pのコネクタ、右端にボリュームを配します。 ボリュームはいつもの2CP-601
これに、とりあえずMICRO0032基板を載っけて試聴。 いやあすばらしい。 解像度が良くなり細部が聞こえるのにうるさくない。 これはリファレンス機となってしまいましたね。
続いて、スズポンさんのF0032基板を試す
prostさんのMICRO0032でも十分素晴らしいのですが、すずぽんさんがこだわりにこだわって起こしたF0032という基板を分けてもらいましたので、これを載せてみようと思います。使用するトランジスタはprostさんの基板と同じものですが、すずぽんさんの基板は抵抗まわりにかなり余裕があるので、工夫すればより大型の抵抗が使えそうです。
F0032完成基板1号
で、抵抗にREYの1/2Wを使ったバージョンを作ってみました。 ただし、すずぽんさんの基板は8Pになっており、このままだとprostさんのアンプ基板には使えません。
そこで、以前prostさんに頒布していただいた12P→8Pの変換基板を逆向きに使い、8P→12Pの変換アダプタを作ってみました。
8P→12Pの変換アダプタ
これを使ってすずぽんさんの基板を搭載するとこんな感じ
F0032バージョンHPA
よりワイドレンジでクリアな感じになります。 なんか、ヘッドホンで音を聴いててわくわくするなんて、以前は考えもしませんでした。
つづく・・・・・
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