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LUCY さん頒布 PPP PLUSの製作
LUCYさんの最新作であるPPP PLUSが入手できました。
例によって製作記です。
前作、PPPも良いアンプだとは思うのですが、なにしろミニパワーなので、私のメインシステムのスピーカーからでは小声で歌っているようになってしまいます。 何とか少しでもパワーをと、プレートチョークを用意したものの、ケースからやり直さなければならず、いまいち根性が足りない状態になっていたところ、出力管を5670から5687に変更しパワーアップを図ったスペシャルヴァージョンがリリースされることになり、今回も分けて頂きました。
配布された基板 片チャンネル分
今回の基板は、左右を別々に・・・つまりモノラルアンプ基板2枚として構成されています。 プレートチョークと電源トランスも2個ずつセットになっていて、完全に独立したモノラルアンプ2台として組み上げることが出来るようになっていて、実際にLUCYさんの作例でもモノラルアンプ2台の構成になっています。 ステレオアンプとモノラルアンプとどちらにするか、少し迷ったのですが、せっかくですからケース代が少々高くなってもモノラルアンプ2台としてみることにしました。 ケースは、今回は金属製にして、ハム対策で苦労しないようにしたいと思います。 emeraude で気に入ったので、タカチのHYシリーズのものを加工して使うことにします。
で、とりあえず基板を組み上げてみました。
取りあえず組み上げた状態
ちょっと今回は部品にこだわってみました。 ここのところ気に入っているWEのタンタル抵抗を何とか使えないかと考えたのですが、1KΩ近傍はともかくとして、それ以外は指定の抵抗値が手に入らない。 なかばあきらめかけたところで、2本並列にして倍の値のものを使えば、ほぼ希望の抵抗値が揃うことに気がつきました。 また、出力段のカソード抵抗用にもWEの巻線抵抗が手に入りました。 それで、抵抗類は電源電圧調整用のものを除き、オールWEというある意味夢のような構成が出来ました。 コンデンサ類ですが、電源回路からケミコンを追い出すのは夢ですが、ケースサイズから無理と判断。 おとなしく基板上にケミコンを並べることにし、耐圧の関係から、日ケミのKMGを採用しました。セット附属のスプラグのケミコンはそのまま採用。 初段の、OSコンおすすめのところは、PTコンを使ってみました。 カップリングコンデンサですが、箔巻きのが使ってみたいのは山々なれど、でかくてうまくこの小さな基板には乗らないので断念。 EROの1813とどっちにするか迷いましたが、ムンドルフのM-Capを使ってみることにしました。 電源回路からケミコンを追い出せなかったので、気は心とばかり、裏側にポリカーボの4700pFをパラってみました。
同 裏面
リップルフィルター用のトランジスタも添付のものをそのまま使いますが、どうやってシャーシに取り付けるか思案しました。 結局、足を延長して直接シャーシにネジ留めすることにしました。
トランジスタ取り付け部分
B電源の整流はオプションのセレンを分けて頂きました。
オプションのセレン整流器
セレンというと、橙色したラジエーターみたいな格好の巨大なもののイメージがあったのですが、これはなかなかスマートで良い音しそうです。
B電源用のスタンバイスイッチを今回は付けることにしましたが、このスイッチの状態が判りやすいようにLEDでインジケーターを作りました。
インジケーター基板
B電源への給電待機中は赤色のLEDが点滅し、給電する側にスイッチを変えると青色LEDが点灯するようにしました。
フロントパネル左側
バックパネル
ブレーカーは鈴○で売ってる安いやつ。 入力のRCAは秋○のもの。 スピーカー端子は小さめの割に太いケーブルも使えそうなのを若○通商で安く売ってたのでこれを使います。
チョークコイルと電源トランスは附属のものを使い、出力トランスは、大型のはスペースの関係であきらめて小振りのものを使います。 とりあえず、こんな感じで配置してみました。
ケース内全景
つづく・・・
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